◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
ドミニク・グリュイエの両親が、1212年までその歴史を遡る、エピヌイユの「ドメーヌ・ド・ラベイ・デュ・プティ・カンシー」を手に入れたのは1990年。この年からドミニクがドメーヌに常駐し、ワイン造りを復活させました。このドメーヌはタンレイのラベイ・ド・カンシーと関係の深いシトー派修道院の建物で、ヌヴェール伯、オーセール伯およびトネール伯であり、後にコンスタンティノープルのラテン皇帝となるピエール・ド・クールトネイの寄付により、修道僧らの夏の住まい、かつワイン醸造用の倉庫として建てられました。13世紀にブルゴーニュ公妃マルグリットからさらに寄付を受け、ル・プティ・カンシーと呼ばれるようになり、さらに後にラベイ・デュ・プティ・カンシー、あるいはシャトー・デピヌイユと呼ばれるようになったといいます。ドミニクが栽培醸造家としてこのドメーヌを運営し、およそ20年かけて建物を修復。不順な気候の多い北部の産地にもかかわらず、2010年から100%ビオロジック栽培に転換を図り、2014年中に認証を得られる予定です。2009年にシャブリのブドウ畑も手に入れ、ドメーヌは現在、27haを所有。シャブリはプティ・シャブリ、シャブリ、シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール。エピヌイユにはブルゴーニュ・エピヌイユ、ブルゴーニュ・エピヌイユ・ロゼ、ブルゴーニュ・トネール、それにクレマン・ド・ブルゴーニュです。 透明感のある麦藁色。レモンのような柑橘の香りが立ち上り、花梨のようなより膨らみのある果実香も感じられます。空気によく触れさせると、熟した洋梨や花梨の印象とともに大地のミネラルが広がってきます。バランスよく、生き生きとしてしなやか。春先にテラスでの気取らない食事に。ご友人を囲んでのアペリティフにも最適です。ジャンボン・ペルシエをはじめ、豚加工品がよく合います。