◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
ポルトガル南部アルガルヴェ地方ラゴス近郊にあるモンテ・ダ・カステレジャは、丘の上の一軒家と畑からなる家族経営のワイナリーだ。名は敷地内で発見された古代ローマ時代の城跡(Castelo)に由来する。当主ギヨーム・ルルーはフランス人の父とラゴス出身の母を持ち、モンペリエとポルトで栽培醸造を学び、祖父の畑を継いで1999年に創業した。畑では土着品種のバシュタルドやマルヴァジア・フィナなどを栽培。アルガルヴェはポルトガル本土最南のワイン産地で、気温はかなり高いとされるが、海風と晩夏には北風「ノルターダ」が山から吹きおろすことで、ブドウに酸を保たせることができるのだそうだ。2008年にオーガニック認証取得。限られた低収量の区画から造られる。メイア・プライア(「半分の浜」の意)はワイナリーからもほど近く、多くの旅行客でにぎわうビーチの名。ラゴシュという美しい街への賛辞を込めて造られるキュヴェ。程よい果実の熟度と、しっかりと感じるが穏やかな酸味のアタックが心地よい気軽な赤ワイン。梅ジャムや紫蘇ジュースのような香りに、野菜の香味が加わってくるので、様々な調理の白身や野菜の煮込みと抜群の相性が生まれる。液体の濃度が高く、それに伴う酸を備えるため低い温度から始めると良い。