◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
故マルセル・ラピエールなど、ボジョレーの造り手らと強い結びつきを持つ、フュイッセ村の生産者。ドメーヌは1900年に、現当主ジャン=ジャック・ロベールの曾祖父が創業。現在も、プイィ・フュイッセの主要区画の樹齢はゆうに80年以上。100年を越える古木も多数栽培し。2010年代からはニコラとアントワンヌ、2人の息子たちもワイン造りに加わった。シャルドネは全て木樽発酵で、キュヴェによりアルコール発酵に4~12か月にわたる時間をかける。熟成も木樽で19~22か月、2015年のような特別な年は60か月を超すシュール・リー樽熟成を断行する気概も持ち、それについてくるブドウのポテンシャル、醸造技術には脱帽。白はいずれもマコネ地区およびプイィ・フュイッセの通念には収りきれず、コート・ドールの特別なクラスに属すかのような高貴な酸や、奥行きと深みを現す。マコン南部のシャントレのエリアにある、複数の区画のブレンド。比較的ソーヌ川に近い平野部の畑。エチケットは元ソムリエであり、ボジョレ周辺の生産者と親交の厚いドゥニ・ペノのデッサン。彼が趣味で描く絵は、多くの生産者の家に飾られている。ドゥノジャン家にもまた、鰯=Les Sardinesの絵が飾ってある。充実した果実味とうまみの乗った柔らかいテクスチャーの白ワイン。ナチュラルな造りながら木樽での長期熟成により、味わいにまとまりが出るまで待ったのちにリリースされる。エントリーキュヴェながら生産者の意向が忠実に表現されているワインと言える。