【生産者情報】
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年に古代ローマ要塞の壁の内側に位置する、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立されたワイナリーです。130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り、「エレガンスとバランス」を追求し続けています。1976年より除草剤などの化学薬品は一切使用せず、1988年からはエステートマネージャーのフィリップ・ドルーアンにより、有機農法に、また1997年から10年をかけ、全自社畑をビオディナミ農法に転換しています。畑は伝統的な鋤(すき)を使って耕され、肥料も野菜で造った天然の堆肥を使用しています。ぶどうの様々な病害や害虫などの対策には、天然である捕食動物やバクテリアを使い、徹底したオーガニック栽培に取り組んでいます。このことは環境にやさしいだけでなく、何より同社のポリシーである純粋なテロワールの表現のためには最良の方法です。テロワールへの敬意、ぶどうの樹に対する愛着、そして彼らの経験と絶え間ない研究開発により、ぶどう本来の力量を発揮したワインが造られます。メゾン・ジョゼフ・ドルーアンはワインオークションでも有名な慈善病院オスピス・ド・ボーヌに自社のぶどう畑を寄贈していることでも知られており、偉大かつ洗練されたドルーアンのワインは、世界の超一流店での活躍をはじめ、世界中の愛好家から絶賛される、ブルゴーニュの誇りです。
【ワイン情報】
従来の酸味が強いアリゴテのイメージを覆す極上のアリゴテ。
【味わい】
緑がかった淡い金色、青りんごやレモンを彷彿とさせる、いきいきとしたクリーンな香り。アリゴテ特有の鮮やかさや果実味を損なわないように、徹底した温度管理の元、ステンレスタンクで発酵し、5-7ヵ月熟成させます。酸のしっかりとしたフレッシュな白ワインで、エレガントな果実味とほのかな火打石のニュアンスが、感じられます。