標高700mに位置し、昼夜の寒暖差が大きく、岩や石が多く水はけの良い土壌をもつ岩垂原地区は、上質な赤ワイン用ブドウを生み出します。香りには木苺やブラックチェリーを思わせる赤、黒系果実に加え、樽由来の甘やかさが程よく感じられます。果実の自然な甘さと凝縮感から上品な余韻につながるバランスのとれた味わいとなりました。凝縮感のある甘いトップノート。黒苺やダークチェリーなどを連想させる華やかな果実の香りに、ミズナラ樽由来の大きく広がる白檀やオリエンタルスパイス、キャラメルのアクセント。香り同様にしっかりとした凝縮感を感じるハリのある果実味と、それを支える引き締まりつつ滑らかさも感じる酸味としなやかなタンニン。遅摘み完熟のぶどうのみを使用した事が伝わる整った質感と、しっかりとした個性と豊かな広がりのある味わいが楽しめます。