◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
【生産者情報】
ジュアン家はモレ・サン・ドニ村に長く続く家系で、1999年、4代目オリヴィエ・ジュアンが継承して本格的に自社ビン詰めを開始。醸造所とカーヴは、より気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあり、清潔でナチュラルなワイン造りを実践しています。
オーガニックやビオディナミなど、ナチュラルなワインづくりが広がるフランスの中でも、厳しい検査項目で知られる「エコセール(ECOCERT)」の認定を、最短期間3年で取得。農学者の団体によって1991年にフランスで設立されたエコセールは、オーガニック認証団体の世界基準ともいわれるほどの認知度があります。
ドメーヌを引き継いだ当初から、“新世代のつくり手”として注目されています。ブルゴーニュ地方は、「少しまとまった雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほど、ビオ栽培が難しい」ともいわれるにもかかわらず、オリヴィエ・ジュアンの畑では、ビオロジックが高いレベルで実現できています。これは、いつも畑にいて、問題が起こりそうになると最速で対処するという、オリヴィエ氏の真摯な仕事があってこそです。そんな彼のワインはピュアで個性的な味わいも含めて高い評価を得ています。
またぶどう栽培でマサル・セレクションという手法を用いております。マサル・セレクションは親木から取った枝を挿し木することで、親木と同じ遺伝子を持つクローンを作ります。1つの区画に複数種のクローンを存在させる選抜方法のことで、複数のクローンが一区画に存在し、それぞれの育成具合やぶどうの収穫時期に差が生じる可能性が高く、より厳しい畑の管理が必要となります。
4世代にわたってマサル・セレクションを受け継いできたオリヴィエ・ジュアンの畑には、この土地に適応する優秀なぶどう樹が複数種あり、生み出すワインの個性を際立たせています。「趣味は仕事です」真面目一筋。近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。
【商品の特徴】br>アルスナン村近郊の優良区画レ・フルナッシユの、樹齢約45年のぶどうを使用。完熟したベリーのニュアンスと、しっかりとしたタンニンを感じられるバランスの良い1本。ブルゴーニュのピノ・ノワールの中でも、果実味やボディが厚めなのも特徴的です。
【味わい】
フランボワーズやブラックベリー、赤果実と黒果実。瑞々しい果実の味わい。旨味の余韻が長いです。