アンボネ地区のグランクリュと、シニ=レ・ローズ地区のプルミエ・クリュなど、計わずか2haのみの自社畑で徹底したビオロジック栽培を敢行する生産者。2013年にビオ認証を得た。栽培農家から自社瓶詰めへの転向は1976年。大量のリザーヴワインを、地下セラーの大樽(50hl)に保存しており、複数のヴィンテッジのブレンドによる奥行きと高貴な余韻の妙にも、天賦のアッサンブラージュ・センスが感じられる。二次発酵にはフルーリーが選別したシャンパーニュ酵母「クォーツ」を使用。1970年代植樹。マロラクティック醗酵を行う。ドザージュはゼロ。カーヴで8年間熟成させる。アタックは軽く、生き生きとしている。柑橘類に加え余韻の長さがある。天気の良い美しい午後、かなり冷やして(7-8℃で)サーヴィスすることをお勧めする。