格付け第一級の一角、シャトー・ラトゥール。そのスタイルは、「常にハイレベル、力強く、荘厳」。ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある、豊かで、タニックな、フルボディのワインの1つ」と形容されるワインは、どのヴィンテージを味わってもシャトー・ラトゥールの鮮烈な個性が放たれています。2017年のボルドーは、例年よりもテロワールの輪郭が鮮明に感じられる“フレッシュ”で“純粋”なヴィンテージ。春先の霜害によって収量は減少しましたが、2016年を上回る日照時間を確保しています。フレッシュかつエレガントにシフトしつつあるスタイルの進化によって、各シャトーのテロワールが生き生きと私たちの感性に訴えかけてくるヴィンテージです。カシスやプラムなどの黒系果実の香りに、葉巻、ライラック、ブラックリコリス、鉄などを感じる、実に複雑なニュアンス。華やかな木の香りもたっぷりと広がります。口当たりは滑らか且つキレがあり、エネルギーと生命力に溢れた味わい。素晴らしい骨格と透明感があり、全体にしっかりとしたグリップが感じられます。