所有するのはボルドーでも著名なネゴシアンを率いるクリストフ ルブル サルツ氏。卓越したテイスティング能力と幅広い人脈を活用し、プリムールを大成功に導き、その名を上げました。その彼が、いつしか自分のワインを造ってみたいとの思いから、当時まだ知名度の低かったプルミエ コート ド ブライ(現コート ド ボルドー)の地でシャトー レ グラン マレショーを1997年に購入しました。そしてパヴィ マカンやラ モンドットをスターダムに引き上げたステファン ドゥルノンクール氏をコンサルタントに迎えるなど万全の体制でシャトー経営を開始したのです。プラム、ブルーベリー、チェリーなどの熟した甘い香りに樽由来のヴァニラ香やトースティーなニュアンスがバランスよく表現されています。