ボルドー メドック地区のサン・テステフ村に位置するグラン・クリュ格付2級のワイナリー、シャトー・コス・デストゥルネル。このワインは、コス・デストゥルネルと同じ醸造チームがメドック北部の葡萄を使用して造るAOCメドックのワイン「ジェ・デストゥルネル」でコスの入門編キュヴェといわれています。元々「グレ・バイ・コス・デストゥルネル」という名称でリリースしていましたが、2019年ヴィンテージよりこちらの名称に変更されました。前身であるグレ・バイ・コス・デストゥルネルは、2005年ヴィンテージがファーストリリースです。伝統あるボルドーの地で「ニュー ワールド スタイルのワインを造り出す」という新たな試みにより造り始められました。畑は冷涼で風通しが良く、フレッシュでフルーティーなワインを造るのに適しています。発酵はグラン・ヴァンと同じチームにより丁寧に実施。海からもたらされる自然の風通しの良さにより、生き生きとしていて寛大なスタイルのワインが造られています。天候難が続いた2021年でしたが、メルロー 80%/カベルネ・ソーヴィニヨン 19%/カベルネ・フラン 1%がブレンドされており、熟度の高い豊かな果実味と凝縮感のあるストラクチャーが本家コスを思わせる完成度の高い仕上りです。オリエンタルスパイスのような芳しさがあり、香辛料を使用したお食事との相性が良いです。