【生産者情報】
ギガル社の創業は戦後間もない1946年のこと。その後、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと大きく成長しました。「ギガルの三つ子の兄弟」と俗に言われる単一畑のコート ロティ、「ラ ムーリンヌ」「ラ ランドンヌ」「ラ テュルク」はギガルの名声を確固たらしめ、とりわけこのアペラシオンにおいては他に並ぶもののない、圧倒的な地位を築いています。今日、メゾンにおいてワイン造りの全権を担うのは、3代目のフィリップです。品質に妥協を知らないギガル。ローヌの盟主として、これからも新たな挑戦は続きます。
【ワイン情報】
ギガル社が最初に手に入れた自社畑で、初ヴィンテージは1966年。コート ブロンドの1ヘクタールから生まれる5000本ほどのワインが、今日ある同社の名声の基となっています。ランドンヌ、テュルクに較べるとエレガントなタイプです。
【味わい】
樹齢75年の古木を使用。ステンレスタンクを用い、ルモンタージュをしながら4週間の醸し発酵。新樽100%で40ヶ月の熟成。深みのあるルビー色。よく熟した赤い果実に、スミレを思わせるフローラルなアロマ。凝縮感たっぷりの味わいながらフィネスが感じられます。三兄弟の中では最も女性的なワインです。