【生産者情報】
ギガル社の創業は戦後間もない1946年のこと。その後、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと大きく成長しました。「ギガルの三つ子の兄弟」と俗に言われる単一畑のコート ロティ、「ラ ムーリンヌ」「ラ ランドンヌ」「ラ テュルク」はギガルの名声を確固たらしめ、とりわけこのアペラシオンにおいては他に並ぶもののない、圧倒的な地位を築いています。今日、メゾンにおいてワイン造りの全権を担うのは、3代目のフィリップです。品質に妥協を知らないギガル。ローヌの盟主として、これからも新たな挑戦は続きます。
【ワイン情報】
コート ブリュヌにあるこの畑は、現在のオーナー、マルセルが10年以上かけてまとめ上げたもので、最初のリリースは1978年ヴィンテージ。ギガル社が誇るもっともマスキュランで長熟な赤ワインです。
【味わい】
ステンレスタンクを用いて、炭酸ガス置換を行いながらルモンタージュを行い、4週間の醸し発酵。新樽100%で40ヶ月の熟成。深みのある黒みがかったガーネット。小さな赤い果実、なめし革、甘草、東洋のスパイスなど複雑な香り。リッチで凝縮感溢れ、タンニンも強く、ストラクチャーがしっかりしています。三兄弟の中で最も男性的なコート ロティです。