食育のヒント 4月 フルーツたっぷりサラダ
朝食だけじゃ、もったいない!フルーツの前菜のススメ
空気が緩んでくると朝にたっぷり食べたくなるのがフルーツ。フルーツがたっぷり並んだ朝食は、ちょっと贅沢な気分にもなります。が、朝だけではもったいない!ゆっくりしたい休みの日のブランチに、夕食の前菜に、ちょっと工夫してフルーツたっぷりの一皿を作ってみませんか。
例えば、オレンジやグレープフルーツ、キウィなどとホタテのお刺身を合わせてカルパッチョ風に。シチリアでよく食べられているのが、皮をむいて薄い輪切りにしたオレンジを並べた上に玉ねぎなどを載せて供するサラダ。茹でたエビとオレンジの組み合わせは味の相性もよく、見た目も華やかです。生ハムとメロンを合わせるのは定番ですが、ローストビーフに桃(季節はもう少し後ですが)や苺を合わせるのも美味しそうです。
先日、ちょうど家にあったフルーツを幾つか合わせてシンプルなサラダを作りました。苺とバナナとキウィ。これにバルサミコ酢とオリーブオイル、碾きたての胡椒。それだけで、ただのフルーツ盛り合わせから、キリッと冷えたスパークリングワインを合わせて太陽の下で食べたい前菜に早変わりです。朝のフルーツ、食後の水菓子として以外にも、先入観を拭い去ればいろいろな楽しみ方を考えつきそうな気になりませんか。食卓の彩りもきっと豊かになるはず。試してみてくださいね。
#163 フルーツたっぷりサラダ
材料(2人分)
苺 8個
バナナ 1本
キウイ 2個
バルサミコ酢 小さじ1~2
オリーブオイル 小さじ2
黒胡椒適量
作り方
1. 苺はヘタを取り、バナナは皮をむいて7mm厚さの輪切り、キウィは皮をむき食べやすい大きさに切る。
2. 1をバルサミコ、オリーブオイルで和え、黒胡椒をたっぷりとひく。
※バルサミコ酢は、あれば白バルサミコを使うと色合いも綺麗に仕上がります。お試しください
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
関連リンク
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(https://profu.link/u/yukakosakai)
サカイ優佳子の 楽しく 美味しく 未来を創る
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著書
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「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
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「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
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「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)