食育のヒント 1月 きな粉と餅粉の和風ケーキ
余ったきな粉があるのなら、、、
お正月にはやはりきな粉餅が食べたい!と、きな粉を用意するものの、そのあとのきな粉、余らせてしまっているお宅も少なくないようです。ある乾物会社さんでも、そんな声を受け、小分けパックに入ったきな粉を発売したとのこと。
もう20年近く前になるでしょうか。ドイツに住んでいた友人から教わったのがきな粉をたっぷりつかったケーキ。駐在員の奥様たちの間で流行っているとのことでした。その後、ちょっとアレンジして自分ならではのレシピにして、折に触れ作り続けています。
先日、久しぶりにあるパーティーでこのケーキを作ったところ、「和風で年配の方にも喜んでいただけそう」「もっちりずっしりですね。食感が新鮮」「お豆たっぷり、栄養たっぷりですね。
朝食にもいいかも」など喜んでいただけました。
そのケーキのトッピングに使ったのが、「あらびききな粉」。
6月に京都を訪れたときに、八坂神社に近いY乾物店で見つけました。
併設しているカフェでは、どら焼きにこのあらびききな粉がトッピングされており、食感もいい感じ。あらびききな粉自体には甘みがついていないのでスイーツだけではなくサラダのトッピングにも使えそうです。きな粉だったら持て余してしまいそうなのに、これならもっと使い道がありそう!アイディアだなあと思いました。
今回はお正月に買って残っているきな粉があれば作ってみてほしい、きな粉をたっぷり使ったケーキをご紹介。お豆たっぷりの混ぜるだけ、簡単ケーキです。
そして、あらびききな粉、もし見つけたらぜひトッピングしてみてくださいね。
#196 きな粉と餅粉の和風ケーキ
材料(19cmのケーキ型1台分)
もち粉 200g(団子粉でも可)
きな粉 50g
卵 2個
牛乳(無調整豆乳でも可) 1カップ
ゆであずき 200g(加糖されているもの)
砂糖 1/2カップ
植物油 50cc
あらびききな粉 適量
作り方
1. ボウルにすべての材料を入れ、ゴムべらなどでよく混ぜる。
2. 植物油(分量外)をぬった型に1を流して表面をならしたら、180度のオーブンで45~50
分焼く。
もち粉はもち米を粉にしたもの。団子粉は、もち米とうるち米の粉を合わせたもの。団子粉の方が多少軽めに仕上がります。
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
関連リンク
サカイ優佳子のホームページなどはこちら
(https://profu.link/u/yukakosakai)
サカイ優佳子の 楽しく 美味しく 未来を創る
(https://www.reservestock.jp/subscribe/113493)
著書
-
「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
-
「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
-
「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)