食育のヒント 7月 豚肉とフェンネルの葉の餃子
フェンネルの葉、どう使っていますか?
ここ数年、道の駅だけでなく、時には普通のスーパーでも、手頃な値段のフェンネルを見かけることが増えてきました。茴香と言うとわかる方もいらっしゃるでしょうか。
根本の部分が白く大きく肥大したタイプのフローレンスフェンネルの、その根本部分は、サラダや炒め物やパスタの具、フライなどにして食べることは知られていますが、あのたっぷりの葉をどう料理するのかと頭を悩ませる人もいるようです。
私は、柔らかい部分は、他の野菜とともにサラダにして、その香りを楽しんだり、肥大部分とともにクリーム系のパスタにしたりして食べることも多いのですが、大量に消費するには餃子!と思っています。
中国では、フェンネルを野菜のように認識していて、葉をたっぷり入れた餃子がよく食べられています。羊肉や豚肉とフェンネルの葉の水餃子はポピュラー。私も現地で食べてとても気に入りました。
日本では羊肉のひき肉は手に入りにくいので、豚肉で作ることが多いです。また、焼き餃子の方が好き、という家族がいるので、今回は市販の皮で焼き餃子を作ってみました。
夏が収穫期のフェンネル。もし見かけたらぜひフェンネル餃子にチャレンジしてみてくださいね。
#202 豚肉とフェンネルの葉の餃子
市販の皮で作った、豚肉とフェンネルの葉の焼き餃子。
材料 (2人分)
A. {豚ひき肉(脂身のあるもの) 200g、酒 小さじ1、醤油 小さじ2、ごま油 大さじ1/2、オイスターソース 小さじ1、ネギのみじん切り 大さじ1、生姜のすりおろし 小さじ2、塩・胡椒 各少々}
フェンネルの葉 (写真:上) のみじん切り 150g
餃子の皮 20~30枚程度
作り方
1. Aの材料を全て合わせて粘りが出るまでよく混ぜる。
2. 1にフェンネルの葉を加え、さらに混ぜる。
3. 餃子の皮で2を包み、焼き上げる。
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
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著書
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「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
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「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
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「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)