食育のヒント 1月 牡蠣の豆豉炒め
旨味たっぷり! 牡蠣の豆豉(トウチ)炒め
豆豉(トウチ)、使っていますか?
麻婆豆腐には必須の調味料です。
1. 蒸した大豆に麹菌を加えて豆麹を作る
2. これを一度洗い流してから塩水を加えて発酵させる
3. 乾燥させる
という工程で作られます。
日本の麹菌とはまた違う種類のものですが。塩味が濃く、旨味も強く、肉にも魚にもあいます。アメリカだとblack bean sauceとメニューに書かれていることが多く、人気メニューです。
さて、この豆豉。牡蠣にとっても合うんです。牡蠣の時期の我が家の定番料理の一つです。
ついでに牡蠣の洗い方もご紹介しておきますね。
レシピには、「牡蠣は洗う」くらいしか書いていないものが多いのですが、塩と片栗粉を使って洗います。200gくらいの牡蠣に対して、塩と片栗粉を大さじ1ずつくらい入れたら、牡蠣の身をつぶさないように混ぜます。そこに水を入れて優しくすすいであげましょう。汚れが出て驚くと思います。きれいにすすいだら、ペーパータオルなどで水気を拭き取ってから使ってください。
#232 牡蠣の豆豉炒め
材料
牡蠣 20個程度
赤パプリカ 1個
ピーマン 1個
A [にんにく、生姜、葱のみじん切り 各大さじ1、豆豉 大さじ1]
鶏ガラスープ 200ml
オイスターソース 大さじ1.5
水溶き米粉(米粉大さじ 1.5、水大さじ 3)
油適量
作り方
1. 赤パプリカ、ピーマンは1cm角に刻む。
2. Aはみじん切りにする。
3. 鍋に油とAを入れて弱火で香りをたてる。
4. 強火にかえて1を加え、油が回ったら、鶏ガラスープ、オイスターソースを加える。
5. 4が沸騰したら牡蠣を加え、ふっくらしたら水溶き米粉でとろみをつける。
※米粉がなければ水溶き片栗粉を使ってください。
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
関連リンク
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サカイ優佳子の 楽しく 美味しく 未来を創る
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著書
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「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
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「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
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「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)