食育のヒント 7月 バジルとアンチョビのディップ
バジルがおいしい季節には
この5月に閉店となった六本木のライブハウス「スイートベイジル」。何度か訪れた想い出の場所がなくなってしまうのはちょっと残念な感じです。
ところで、私たちが「バジル」と呼んでいるハーブは、正式にはその「スイートベイジル」(英語読みするとバジルではなく、ベイジルになります)。たとえばタイでバイガパオという料理に使われるバジルはまた別の種類。バジルにもいろいろ品種があるのです。
私が初めてハーブを育てたのは20代。スイートベイジルでした。
当時住んでいた小さなマンションの窓際で、植木鉢で。モッツァレラチーズとトマトと一緒にカプレーゼにしたり、パスタに加えたり、ぺストソースを作ったり。自分で初めて育てて収穫したバジルを料理に使うのがとても楽しかったことを憶えています。娘が小さい頃でもあり、娘に「収穫」を頼んでしっかりお手伝いもしてもらいました。
ハーブは小さな鉢でも育てることができるし、少しずつ使うこともできる便利さもあり。子どもが小さい頃に何か育ててみようかなと思ったら、ハーブ、お勧めです。
バジルはその後、毎年必ず育てているハーブ(一年草です)。そんなわけで、もうかれこれ20年以上作っているウチの定番ディップをご紹介します。あっという間に出来てしまうのですが、パンにのせて、パスタソースに、ベイクドポテトやゆで卵につけて、といろいろ使えます。ぜひ役立ててみてくださいね。
BGMは、「スイートベイジル」のこけら落としロバータ・フラックの歌で。
#130 バジルとアンチョビのディップ
材料(作りやすい分量)
バジル 3パック
アンチョビ(フィレ) 5枚
オリーブオイル 100cc
レモン汁 大さじ1
にんにく 2かけ
作り方
1. フードプロセッサーににんにく以外の材料を入れてピュレ状にする。
2. にんにくはガーリックプレスで潰すか、包丁の腹でつぶしてから、刻んで1に加え、さらにフードプロセッサーで混ぜる。(にんにくも同時に1に入れてしまうと苦みがたつので、面倒でもわけて加えてください)
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
関連リンク
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(https://profu.link/u/yukakosakai)
サカイ優佳子の 楽しく 美味しく 未来を創る
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著書
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「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
-
「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
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「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
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「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)