食育のヒント 9月 薬味たっぷり!茹でタコ飯
タコ飯マイブーム
今までそんな欲求を抱いたことはなかったのですが、突如「タコが食べたい!」という衝動にかられることが続いたここしばらく。
今まで食べた一番おいしいタコはといえば、数年前のこと、四国の岩城島の友人宅でのバーベキュー。奥様が急な用事ででかけなければならず、「サカイさん、すみません、タコがあるからよろしく」と言われて見れば、リッパなタコが生きているではないですか。
生まれも育ちも関東の私にとっては、生きたタコを料理するのは初めてのこと。奥様がざっと口頭で説明してくれたとおり、頭の中の内臓を取り除き、塩をふって揉んでは洗いを数度繰り返してぬめりをとります。茹でずにそのままぶつ切りにしてバーベキュー!処理してすぐのタコってこんなにおいしいのか!と今でも忘れられない味なのです。
もう一つ記憶に残るタコといえば、広島のお土産にいただいた干しタコ。鋏で細く切って少々のお酒を加えて米と炊けば、うっすらピンク色のきれいなタコ飯に。タコのダシが出て、塩少々とレモンをふっていただきます!
残念ながら、生のタコも干したタコも、関東では滅多に手に入らないので、今回のタコ衝動は茹でたタコにて解消することにしました。
というわけで作ったのは、火を使わずにできる薬味たっぷりのタコ飯。これはこれでとてもおいしくいただきました!
タコ食文化は西に学ぶところ大ですね!
#132 薬味たっぷり!茹でタコ飯
材料(2人分)
茹でタコ 160g
A[万能ねぎのみじん切り 3本分、茗荷のみじん切り 1個分、大葉のみじん切り 2枚分、生姜のすりおろし 適量]
ご飯 2膳分
醤油 適量
作り方
1. タコは小さめのぶつ切りにして、Aとともにあたたかいご飯の上に盛る。
2. 醤油をかけて食す。
サカイ 優佳子
サステナブル料理研究家/一般社団法人DRYandPEACE代表理事
外資系金融機関等に勤務の後、娘のアトピーをきっかけに食の活動を開始。海外での豊富な食体験をベースにレシピを開発する。2002年から、あえて栄養学に触れず、五感で感じること、食から社会を見ることを重視する食育ワークショップ「食の探偵団」を主宰。08年からは田んぼを残したいと米粉の普及に尽力。11年から食品ロス削減にもなり、冷蔵庫に頼らず、輸送の際のCO2も削減できる乾物は未来食との想いから、乾物の普及につとめる。2013年から乾物を使ったカレーを食べることで内モンゴルの砂漠緑化に繋げる乾物ドライカレーパンプロジェクト及び乾物カレーの日をプロデュース。「レシピをみないでささっと料理ができる」、「毎日の料理が楽しくなる」家庭料理全般のパーソナルトレーニングをオンラインで実施して好評を得ている。
関連リンク
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(https://profu.link/u/yukakosakai)
サカイ優佳子の 楽しく 美味しく 未来を創る
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著書
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「超快腸!ドライマンゴーをヨーグルトでもどすだけ!!」
(主婦の友社) -
「乾物マジックレシピ」
(山と渓谷社) -
「毎日食べたい乾物ヨーグルトレシピ決定版」
(世界文化社) -
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 」(主婦の友生活シリーズ)
DRYandPEACE・佐藤 秀美 監修(主婦の友社) -
「乾物Every Day」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「米粉食堂へようこそ」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「いそがしママの楽しい食卓レシピ」
サカイ優佳子著(サンマーク出版)
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「感じる食育 楽しい食育」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(コモンズ刊)
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「世界の料理」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(ポプラディア情報館)
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「しぜんをたべよう!げんきなカラダをつくるたべものたち」
サカイ優佳子他 監修(農山漁村文化協会) -
「米粉ランチ―パスタに、チヂミに、どんぶりになる米粉のレシピ40」
サカイ優佳子・田平恵美 共著(農山漁村文化協会)