シャトー クラリスは高級ホテルのひとつとして名高いホテル ル ブリストル パリ元社長ディディエ ル カルヴェス氏が愛娘クラリスの名を付けた特別なシャトーで天才醸造家として名高いステファン ドゥルノンクール氏協力の下に生まれた珠玉のワインです。
畑はピュイスガン サン テミリオン村の丘上にあります。谷を挟み東にあるサン テミリオンの丘のシャトー オー ゾンヌと同程度の高さにあります。畑を探す時からドゥルノンクール氏のアドバイスを受けており、後のシャトー クラリスの畑のポテンシャルに着目したドゥルノンクール氏が強く勧めたという経緯があります。以降、同氏とはコンサルティングの契約を続け、醸造だけでなく、栽培や収穫日程まで細かい指示を受けており、頻繁にクラリスを訪れていましたが、より高いレベルする為にさらに綿密に相談できるジュリアン ヴィオー氏と契約を結びました。彼はミシェル ロランのコンサルタントチームで醸造だけでなく栽培をも管理・指導できる農学者でありとても稀有な存在です。ミシェルの後継者とされる最も有能な男で、彼もまた天才醸造家と評価されています。カルヴェス氏は彼の卓越した才能に惚れ込みシャトーの今後を共に歩むことを決めたのです。
所有畑の土壌は粘土に石灰岩の混じるもので、表土は僅か数10センチですぐに岩盤があり、畑の随所にその岩盤がむきだしになっている所があります。非常に水はけがよく、また丘の上である為に常に風が吹いており、湿った気候の時でも病気が発生しにくい、恵まれた環境にあります。畑は有機農法で管理され、収穫も全て手摘みで行いますが、これはこの地域では例外的なことです。ワイン造りはテロワール重視で、過度な抽出を避けた、新鮮さと果実味とフィネスを持たせる事であり、それは今日の消費者に支持されるスタイルでもあり、また著名な評論家からも高い評価を受けています。
2016年からはビオロジックの認証を申請しており、2019年産からは認証が取得されます。
メルロー85%とカベルネ フラン15%のブレンド。1/3新樽熟成。官能的なほどにブラックチェリーと赤紫の桑の実がグラスの中に強烈な輝きを放ちます。ミディアムボディで熟したタンニンで飲み口は少しのスパイスとジンジャーの要素が感じられます。