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Sweets Columnスイーツ コラム

  • 平岩理緒のオススメ!

抹茶に煎茶にほうじ茶・・初夏の「和茶」スイーツに注目!

6月のキーワード:和茶、抹茶、煎茶、ほうじ茶

初夏を迎え、新茶の季節となりました。
抹茶は、日本の伝統文化を代表する味として、今や世界的に知られる人気の素材。特に、初夏から夏場にかけては、抹茶を使ったお菓子が人気です。

抹茶の材料となる茶葉の収穫から、抹茶が完成するまでは少し時間がかかるので、まず先に市場に出回る新茶と言えば、煎茶となります。
抹茶は、お茶の葉の新芽が伸びる時期に、上に覆いをかけて光を遮る「被覆栽培」をおこなった茶葉を加工するもの。
それにより、うま味成分の「テアニン」が、苦みや渋みを感じさせる「カテキン」に変化するのを防ぎ、まろやかな甘さやうま味が感じられるようになります。

煎茶は、そんな抹茶とはまた違った、すっきりと爽やかな香りや苦味が楽しめますね。
また最近は、茶葉の香ばしさが特徴の、ほうじ茶の人気も高まっています。
さらに、煎茶用の茶葉を発酵させてつくる「和紅茶」や、半分発酵させた「国産烏龍茶」など、「和茶」と総称されるジャンルが活気づいています。

今回は、東急フードショーで手に入る、様々な「和茶」のスイーツをご紹介します。

蒸し暑い日に、心癒される「宇治抹茶」でほっと一息!

■お菓子について

〈一〇八抹茶茶廊〉
タピオカレアチーズ宇治抹茶

(1杯) ⋯681円

今、二度目の大ブームを迎え、あちこちに行列が出来ているタピオカドリンク。
こちらのお店では、日本一の茶鑑定名匠として知られる森田治秀氏が選んだ宇治抹茶や玉露、ほうじ茶がベースの「和茶」×「タピオカ」のコラボが楽しめます。
「タピオカレアチーズ宇治抹茶」には、「レアチーズ」味のふわふわの泡を表面に浮かべ、ぷるぷる、つるんとしたのど越しのブラックタピオカをトッピング。
ベースの宇治抹茶自体は、すっきりした味わい。ストローで飲んでいるうちに、レアチーズのフォームとタピオカの甘さがほんのりと広がっていきます。
他にも、ラテやフロートなどが揃い、もちろんホットも含めてバリエーションが豊富です。

■お店の紹介

北海道・旭川の人気店の東京初出店店舗として、2018年11月、「東急フードショー」内にオープン。
日本一の茶鑑定名匠に3度も選ばれた森田治秀氏が選ぶ、厳選された抹茶やほうじ茶を使用。日本茶の旨味をたっぷりと閉じ込めたソフトクリームやドリンクを提供するスタンドです。

■こんな時におすすめ!

日本人に古くから愛されてきた「宇治抹茶」に、トレンドのふんわりチーズ泡とタピオカのトッピングという、いわば「温故知新」の新感覚ドリンク。
ポリフェノールもたっぷり。これからますます蒸し暑くなる季節。夏バテや熱中症予防のためにもぜひ!

東京ならではの手土産として、出張や帰省時にも!

■お菓子について

〈東京カンパネラ〉
東京カンパネラ 抹茶

(8枚入) ⋯1,201円

京都、宇治の茶園で育てられた選りすぐりの抹茶を使用し、さっくりと薄く焼き上げた、波模様のラングドシャ。
3枚の生地を、抹茶チョコレートのピラー(柱)で3層に組み上げることで、 空気の層から抹茶の芳醇な香りが広がり、上品で濃厚な風味を醸し出します。
日本の伝統的な素材と、東京カンパネラの技術が出会うことで生まれた、新感覚の抹茶スイーツ。
「東京カンパネラ」の期間限定フレーバーとして登場した、初夏にぴったりの品です。
「カンパネラ」は、イタリア語で「鐘」のこと。 鐘の音が響き合うような軽やかな食感と、贈る方と贈られる方のこころが共鳴し合うように、という願いが込められています。
※6月中旬より無くなり次第終了

■お店の紹介

東京駅のお土産スイーツとして人気に火がついたブランド。
看板商品の「東京カンパネラ」は、都会の空をイメージした鮮やかな青色の「東京カンパネラ・ ブルー」のボックスも目を引き、東京の人気手土産スイーツの1つとして支持されています。

■こんな時におすすめ!

東京土産の人気ブランドから登場した、季節限定の抹茶味。手土産としても話題性があり、話題としても盛り上がりそうです。

目上の方にも、外国人の方にもお勧めしたい、日本の味

■お菓子について

〈菓匠 雅庵〉
茶の丸

(5個入) ⋯1,080円

宇治抹茶を、生地にも中の餡にも練り込んで焼き上げた乳菓。
丸くて平たい、薄焼きの饅頭のような形ですが、口にすると、皮はごく薄く、中の餡となじみ、想像以上の口どけのよさ。 日が経つにつれて、抹茶色がさらに深みを増し、よりしっとりとした食感に変化していきます。
これだけしっとりしているのに、保存料などを使わずに常温で1ヶ月という日保ちを実現しているのは、発酵バターや生クリームや練乳など、職人が試行錯誤を重ねた配合に秘密があります。

パッケージも深い緑の抹茶色で、日本を代表する富士山が描かれた渋いデザイン。 日本の伝統の味を伝えたいという思いで創作されたお菓子です。

■お店の紹介

2004年2月、東京・中目黒にて開店。数々の勲章を獲得した新進気鋭の和菓子職人、皆川典雅氏が「本当に美味しいものを作りたい」という想いで、すべてにこだわり抜いた和菓子を生み出しています。 和菓子の伝統を守りながら、従来のセオリーと異なる素材を使ったり、独自の発想で素材を組み合わせたりして、新しい創作和菓子作りにも励んでいます。

■こんな時におすすめ!

やわらかな食感は、ご年配の方にも召し上がっていただきやすく、お茶菓子として喜ばれます。
日本を訪れた海外からのお客様にもお勧めしたい和菓子です。

気負わず渡せる袋入りで、ちょっとしたお礼やプチギフトに

■お菓子について

〈山本山〉
フィナンシェ
抹茶・ほうじ茶・せん茶

(各1個) ⋯各216円

お茶の専門店で、フランス菓子の「フィナンシェ」を売っているとは意外!と驚かれる方も多い、知る人ぞ知るこちらの品。
もちろん、3種全てに、「山本山」自慢のお茶を贅沢に使用しています。
「抹茶」には、京都府産の碾茶(てんちゃ)を石臼で丁寧に挽いた宇治抹茶を使用。しっとりとしたフィナンシェの生地に、贅沢に練り込んだ抹茶の濃厚な味わいが感じられます。
「ほうじ茶」は、遠赤外加熱で焙じた茶葉を練り込んだ、リッチな味わい。周りはサクッと、中はジューシーな食感で、ほうじ茶の香ばしさと、バターのコク深さ、アーモンドパウダーの芳醇な風味とがマッチしています。
「せん茶」は、フィナンシェ自体はプレーンの生地で、茶葉を細かくカットし、上にたっぷりトッピング。厳選した国産茶葉と直営茶園のブラジル茶葉のオリジナルブレンドで、袋を開けた瞬間から爽やかな香りが広がるように計算されています。

■お店の紹介

江戸時代の元禄三年(1690年)、煎茶商として日本橋の地に創業。その後、海苔の製造販売も手掛けるようになり、伝統の継承と革新とを重ねてきた老舗です。
「上から読んでも山本山。下から読んでも山本山」というキャッチフレーズでも知られています。

■こんな時におすすめ!

1つずつから購入できますが、3種類を手軽な袋入りギフトにして、食べ比べていただくといいですね。
「山本山」オリジナルの、創業期のお店の様子を描いた浮世絵のような絵柄の白いプリントが、さりげなくお洒落です。

著者近影

平岩 理緒

『TVチャンピオン』デパ地下選手権で優勝。
独自の視点で、都内はもとより、日本全国のデパ地下を闊歩する、デパ地下研究家として知られる。
特にスイーツへの造詣と愛情深く、スイーツ好きのためのコミュニティサイト「幸せのケーキ共和国」を主宰。

サイト:幸せのケーキ共和国(http://shiawasenocake.net/