2025.06.20 NEW

子どもが寝たあとで…WINEな夜|ママにおすすめ 梅雨に飲みたいワイン

● フード

梅雨に入ると、なんとなく気分もどんよりしがち。そんな時こそ、さっぱりと飲みやすいワインで気分転換しませんか?
今回は、湿気の多い日本の梅雨でも楽しめる、軽やかでさわやかなワイン3本をソムリエの倉地八重さんに教えてもらいました。

ジメジメ季節におすすめのワイン3選

微発泡のやさしさで心地よくリフレッシュ

ポルトガル北部の「ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)」というジャンルに属する微発泡タイプの白ワイン。フレッシュな青りんごのような香りと、やさしい甘みがほんのり残る飲み口が特徴です。アルコール度数も低めなので、ワイン初心者でも安心して楽しめるのも魅力。
「みずみずしい果実味、低アルコール・ほんのり微発泡なのと相まって、食欲が落ちがちな時でも軽やかにスイスイと飲めます。繊細なうま味があるので、ペアリングとしては味の濃くない料理がいいでしょう。さっぱりした和食や軽めのおつまみにぴったりです」(倉地八重さん、以下同)

〈アヴェレータ〉カザル ガルシア ブランコ(ポルトガル・ミーニョ/白・微発泡/750ml)(税込)1,320円

果実味はじける、さわやかで厚みのある白

柑橘系の果実味がきらめく、キリッとした酸味が心地よい白ワイン。フレッシュかつ厚みのある味わいで、ただ軽いだけではない満足感があります。イタリア・サルデーニャ島でおなじみの小鳥が描かれた可愛いラベルも魅力で、テーブルに置くだけで気分が晴れやかに。
「梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすのには、こういうさわやかな酸味が最適。お寿司や白身魚のソテー、塩焼きチキンなどの料理と相性抜群です。バランスのとれた心地よい味わいが広がり、余韻までとってもおいしい!」

〈アルジオラス〉メリ(イタリア・サルデーニャ/白/750ml)(税込)3,080円

和の甘酸っぱさ広がる、梅雨にこそ飲みたい赤

梅雨に赤ワイン?と思うかもしれませんが、こちらは違います。 日本古来の山ぶどうから生まれた「小公子」という品種で作られた赤ワインは、カシスやブルーベリーのような果実の香りに、ほんのりとシソや葉のようなさわやかなニュアンスが加わり、甘酸っぱく飲みやすいのが特徴です。
「華やかな果実味、山ぶどうのキュッとした酸のバランスが心地よい赤。渋みが少なく、冷やしてもおいしく楽しめます。煮物や照り焼きなどのお醤油系料理とも好相性。おうち和食とのペアリングにぜひ取り入れてみて」

〈奥出雲葡萄園〉SYMBIO 小公子 UNWOODED(日本・島根/赤/750ml)(税込)4,400円

教えてくれた人

倉地八重さん

ソムリエ。〈THE WINE〉での担当はイタリア、ドイツ、オーストリアワインとスパークリングワイン全般。お気に入りのワイナリーはオーストリアの〈ミュラーグロースマン〉。

サントリー