〈MATAHACHI(マタハチ)〉をご存じですか?ローマ字表記でスイーツ系のブランドを思わせますが、実は9月にオープンした海鮮生珍味を扱う専門ショップなんです。今回は、ブランドの成り立ちやブランド名の由来、味のこだわりなどを、〈MATAHACHI〉の店長である古澤さんに伺いました。
MATAHACHI店長 古澤さん
―〈MATAHACHI〉はどんなブランドですか?
古澤さん:今年9月にショップオープンした海鮮生珍味の専門ブランドです。元々は製造・卸を主事業として行っていて、催事やイベントには出店していたんですが、自分たちの製品を自分たちのブランドとして届けたいという思いで、初めてのショップをオープンさせました。北海道長万部と宮城県気仙沼を中心とした海の恵みを使い、独自の製法で仕上げた味わいが自慢です。
―どんなこだわりがあるんでしょうか。
古澤さん:日本で一般的に皆さんが想像するサーモンといえば、刺身で食べる養殖のサーモンや銀鮭だと思いますが、当社が使用しているのは天然の紅鮭のみです。あまりにもきれいな紅色なので、たまにお客様に「着色してるの?」なんて聞かれたりしますが、もちろん素材そのものの色です(笑)。さらに、ししゃもの卵のプチプチ感をアクセントにして、昆布の磯の風味でより旨みも引き出しました。日持ちをさせるためにどうしても塩分が高くなってしまったりで開発には苦労しましたが、微妙なバランスを求めて試行錯誤を繰り返して完成した、当社の看板商品です。
―「王様のサーモン」という商品名も面白いですね。
古澤さん:サーモンではなく鮭ですが、名前としてはサーモンの方が馴染みもよく、また王道の紅鮭を使うということでそのトップになりたいという思いを込めて「王様のサーモン」と名付けました。
―おすすめの食べ方はありますか?
古澤さん:やっぱり一番は、熱々のご飯といっしょにですね。他にも、お茶漬けにしたり、長芋をすって山かけにしたり、納豆と混ぜたり、クリームチーズと合わせたりと、いろいろアレンジできます。
―この他におすすめの商品は?
古澤さん:いろいろありますが、次は「うに紋甲いか」ですね。
―こちらはどんな商品でしょうか。
古澤さん:柔らかくて歯切れの良い「紋甲いか」と「粒うに」を和えた珍味で、うにならではの濃厚な味わいが特徴です。魚介ベースの出汁の味付けだけなので、素材の旨みをそのまま活かしています。ご飯との相性ももちろん抜群ですが、パスタにするのもおすすめです。
―初めてのショップとして渋谷にオープンしました。そのお客様に何かメッセージはありますか?
古澤さん:渋谷は、若い世代からご年配の方まで幅広く、人が一番集まる場所だと思います。だから、私たちが心を込めて作った味わいを年齢を問わずに楽しんでいただきたいです。今回ご紹介した2商品の他にも、いくらの醤油漬や甘えびの塩辛など、自慢の生珍味をバリエーション豊富にご用意しています。味と品質には自信がありますので、食べていただければきっとご納得いただけるかと。ぜひ一度お試しください!