日本では東急百貨店でしか出会えない、
〈フィリップ・コンティチーニ〉のフランス菓子の新流

―〈フィリップ・コンティチーニ〉は、どんなブランドですか？

針谷さん：1963年フランス生まれのフィリップ・コンティチーニ氏が2018年に立ち上げたパティスリーで、現在はパリとロンドン、そして東急フードショーエッジにショップを構えています。フィリップ氏は、料理とデセール（菓子）の垣根を取り払う新しい菓子作りで世界中のパティシエを魅了し続け、これまでに手がけてきたブランドでも新たな菓子の時代を切り開いてきました。〈フィリップ・コンティチーニ〉は、そんなフィリップ氏が初めて自身の名前を冠したブランドとなります。

―では、おすすめの商品を教えてください！

針谷さん：まずはこちら、フランス菓子の超定番「タルトタタン」です。

―こちらは、どんな特徴やこだわりが？

針谷さん：タルトタタンというと煮詰めた櫛切りリンゴの印象ですが、こちらは薄くスライスしたリンゴをミルフィーユのように何層にも重ねているのが特徴です。約1個分のリンゴを使用し、じっくりとシロップに浸しながら丁寧に焼成して作られた味わいには、リンゴ本来の旨みや香りがぎゅっと凝縮されているので、リンゴ好きな方にはたまらないと思いますよ。ちなみに薄切りについては、フィリップ氏が来日して日本料理店を訪れた際に、大根の「かつらむき」を見て着想を得たそうです。

―他にもおすすめの商品はありますか？

針谷さん：こちらの「ブラウニー マニフィック」ですね。パリの本店でも人気の商品です。

―こちらのこだわりやおすすめのポイントは？

針谷さん：フランス「ミッシェル・クリュイゼル社」の2種類の濃厚なチョコレートを使ったブラウニーです。ゲランドの塩を加えているのでほんのりと塩気があり、ペカンナッツとカカオニブのザクザクの食感も絶妙なアクセントになっています。味わいはチョコレートそのものを食べているように、とっても濃厚。手軽なアレンジとして、酸味の利いたシャーベットなどを合わせると、さっぱりといただけるますよ！

―ショップとして、渋谷店ならではのポイントはありますか？

針谷さん：パリ本店のイメージをコンパクトに表現したショップとなっています。〈フィリップ・コンティチーニ〉の数あるお菓子の中から厳選したものが店頭に並んでいますので、気軽に足をお運びいただき、現地に行ったような気分を楽しんでいただければと思います。

―それでは最後に、お客様へのメッセージを！

針谷さん：フィリップ氏本人をキャラクターにしたイラスト入りのパッケージも可愛いので、ギフトにもおすすめです。でももちろん可愛らしさだけでなく、最大の魅力はその味わい。なかなか旅行にも行けない今だからこそ、パリの本格的な味わいをぜひ日本で体験してみてください！