400年に迫る歴史を持つ〈両口屋是清〉が現代に伝える、
和菓子ならではの趣と魅力

Story.12

〈両口屋是清〉

両口屋是清

300年を優に超えるという長い歴史を持つ、尾張名古屋を代表する和菓子の老舗〈両口屋是清〉。今回は、その歴史と伝統に裏打ちされた自慢の味わいについて、〈両口屋是清〉渋谷ヒカリエShinQs東横のれん街店の店長、徳久さんにお話を伺いました。

両口屋是清 渋谷ヒカリエShinQs東横のれん街店店長 徳久さん

両口屋是清 渋谷ヒカリエShinQs東横のれん街店店長 徳久さん

―〈両口屋是清〉の歴史などについて教えてください。

徳久さん:寛永11年(1634年)創業で390年近い歴史がある、尾張名古屋が発祥の和菓子店です。尾張藩の御菓子御用を務め、貞享3年(1686年)には尾張藩二代藩主の徳川光友公から直筆の表看板を賜りました。いまも名古屋を本拠としながら、伝統の技を守って真心をこめた和菓子作りを続けています。

―では、そんな長い歴史を持つ〈両口屋是清〉のおすすめ商品を教えてください。

畑田さん:はい、まずはこちらの「二人静(ににんしずか)」です。

両口屋是清

―こちらはどんな商品ですか?

徳久さん:徳島県産の阿波和三盆糖を使った口どけのよいお干菓子で、紅白一対で可愛らしく和紙に包まれた、〈両口屋是清〉の代表銘菓のひとつです。茶花の「二人静(ふたりしずか)」という花をイメージしていることからその名が付けられました。口の中でふんわりなめらかに溶けていく食感が独特ですよ。

両口屋是清

―丸い小箱のパッケージも素敵ですね!

徳久さん:日本画界の巨匠・森村宜永氏による大和絵が描かれていて、アフターユースされるというお客様も多くいらっしゃいますね。中身も紅白一対の可愛らしい姿で縁起もよいので、結婚関連などのお祝いのシーンの贈り物やプチギフトとしてもご好評いただいています。

両口屋是清

―他にもおすすめの商品はありますか?

徳久さん:こちらの3種の銘菓の詰合せがおすすめです。ギフトや手土産にもぴったりで、お客様からも「両口屋是清と言えばこれ」と言われることも多い定番人気の商品です。

両口屋是清

徳久さん:少し厚めのしっとりとした皮でこしあんを包んだ「よも山」(写真左)は、季節ごとに焼印が変わるのも隠れたポイントです。ボリュームもあるので食べ応えもありますね。同じくこしあんに、きんつばのような薄い生地をまとわせて上下に焼き色をつけた「旅まくら」(写真中央)は、しっとりとした食感でゴマの風味がアクセントになっています。すり蜜をほどこした薄い玉子皮でこしあんを包んだ「志なの路」(写真右)は、ちょっとつまむのにもちょうどよい、程よい大きさも魅力です。いずれも、お茶はもちろんですがコーヒーやミルクとの相性もぴったりですよ。

両口屋是清

―では最後に、渋谷という街で和菓子を発信することの意味とは?お客様へのメッセージなどもお聞かせください。

徳久さん:元々の東横のれん街の時代から渋谷に出店していますが、渋谷ヒカリエに移ってからは若いお客様も増えました。一方で、変わらず長年ご愛顧いただいているお客様もいらっしゃいます。そういった老若男女が訪れるという意味でも、渋谷というのは他の街とは違う独特な場所だと思っています。〈両口屋是清〉には、いわゆるSNS映えするような目でも楽しめるカラフルな商品も多いので、若い方にももっと目を向けてもらえるような工夫をしながら、渋谷ならではの発信をしていければと思っています。

≪両口屋是清≫銘菓詰合 14個入

≪両口屋是清≫銘菓詰合 14個入

1,188円(税込)

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