ビスケット

生まれも育ちも渋谷の元箱入り娘→今はおしゃまな5歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2022.01.22

お下がりNG!?実家の立派なひな壇と過ごす我が家のひな祭り

Diary
【盛大な実家のひな祭り】

子どもが生まれてから、誕生日に加え、節句などのイベントが多くなりました。

その中でも、我が家のひな祭りは特に気合いが入っています。

というのも、私自身が初孫の上、父方では初めての女の子。
男の子しか育てたことのない祖母にとって待望の女の子だったそうで、ひな祭りの気合いの入れ方が半端ではなかったんです。
立派な京雛を、毎年、お手伝いさんも動員して飾り、お祝いをしてもらいました。

私が成人してからは、海外生活も長かったので、おひなさまは長い間押し入れの中に…。
ひな祭りのお祝いをすることもなくなりました。

そして日本に帰国し、結婚。娘が生まれました。

これまた待望の初孫で、女の子。

祖父母に加えて、私の両親も大喜び。

そんなわけで、ひな祭りがまた我が家に戻って来ました。

【ひな人形のお下がりNG問題!?】

ひな祭りは楽しいものですが、一方で、大きなひな壇は準備が大変!

そもそも、狭いマンション暮らしの上、やんちゃな息子がいて、小さなひな人形セットですら飾れないのが現状です。

ただ、娘に新しいひな人形を買うか、我が家でも検討はしました。

新しい人形を買うにあたって、ひな人形についてのリサーチも念入りに。

すると、母親のひな人形は娘に譲らず、1人に1飾りずつ持つべきだという「ひな人形のお下がりNG問題」が物議を醸しているのをネットでもよく見かけました。

ひな人形が子どもの厄の身代わりとなる「厄除けのお守り」であるため、お下がりにすると厄ごと引き継がせてしまうのでNG、というお話でした。

もちろん、ひな人形の起源や役割は理解できます。
しかし、新しく買うかどうかは、個々の事情に合わせて決めてもいいのではないかと私は思っています。

我が家の場合、祖母は、私のひな壇に加えて、娘(ひ孫)に新しいひな壇を買い与えたかったようです。

しかし、7段のひな壇を2つ並べるのはちょっと…と思い、丁重にお断りしました。(実家のお手伝いさんも卒倒してしまいます!)

それに、もし新しいひな壇を買ったとしても、収納の関係もありますし、将来的に私のひな壇は処分することになるでしょう。
そうなると、伝統や物を大事にしたい私の思いとは逆の結果になりますし、エコの面から考えても時代に逆行しているような…?!

もちろん、これは私個人の意見。

予算とスペースがあれば大きなひな壇を購入するのも良いですし、難しければ小さなひな人形にするなど、それぞれの事情に合わせて新しい人形を用意するのも素敵だと思います!


…ということで、我が家には立派なひな壇があるので、本人が望まない限りは新しい人形は買わず、ひな祭りは実家でお祝いすることにしました。

自宅には毎年、植物園のワークショップで手作りした木の実のひな人形や、保育園で作った工作を飾っています。

ひな人形を「身代わりの厄除け」として飾るのであれば、毎年折り紙などで手作りしたひな人形を飾って、飾り終えたら処分(供養)するというのも1つのアイデアかな、と思います。

【ひな祭りの再開】

こうして再開した我が家のひな祭り。

娘はドレス、コスメ、プリンセス、キラキラなど、女の子が好きなものはみんな大好き。

プリンセスとプリンスのお人形が並んで、きれいなお着物が着られて、大好きなケーキも食べられるひな祭りも大好き!

七五三のときも、実家でお支度をして、ひな壇と一緒に撮影しました。

のびのびと「女の子」を楽しんでいる娘を嬉しく思います。

ひな祭りは伝統行事ですし、大ババ(祖母)やジジババが喜ぶし、何より娘自身が楽しみにしているので、その間はずっとお祝いしてあげたいと思っています。

私も、娘が生まれてからは、純粋に娘の成長を願い、ひな祭りをさらに楽しめるようになりました。

これからも実家のひな人形を大事にして、ひな祭りを楽しんでいきたいと思います☆