ビスケット

おしゃまな4歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2021.12.01

ケーキもチキンも恋人もない?!日本と全然違うアメリカのクリスマス

Diary

いよいよ一年で一番のビックイベント、クリスマスがやってきますね!
アメリカで過ごしたクリスマスを懐かしく思います。
暖炉の前の大きなクリスマスツリー。
ツリーの下にはたくさんのプレゼント。
山盛りのごちそうに、プレゼントを開けるときの子どもたちの歓声…。
絵に描いたような幸せなクリスマスで、今思い出しても涙が出そうです。

そんなクリスマスですが、日本とアメリカでは過ごし方が全然違います。

昨今は新型コロナの影響で変わってきたとは思いますが、少なくとも私が独身の頃は、日本のクリスマスは独り身だとちょっと肩身の狭い日でした…orz

特に、クリスマスイブが週末と重なったときなんて、予定がないと何かと気まずい!!
でも、パートナーがいても、何か特別なことをしなければならないようなプレッシャーを感じてしまうし、それはそれで大変ですよね。

そんなこんなで、毎年の苦行(!?)を乗り越え、クリスマスの本場のアメリカに行ってみたら、…あれ?

アメリカのクリスマスは、日本のお正月みたいなもので、実家でゆっくり過ごす休日だったのです。

日本のように恋人同士で過ごすのが当然かのような、ロマンチックな雰囲気はあまりありません。(どちらかというと、ロマンチックなのはバレンタインの方が近いかも。)

クリスマスの前の週末は、友達や同僚とパーティーなどで盛り上がりますが、クリスマスイブやクリスマス当日は、恋人同士でもお互い実家に帰ってしまうので、なんのプレッシャーもなし。

日本では、過剰にロマンチックなイメージに振り回され、楽しむどころか、逆に疲れてしまうという本末転倒なクリスマスでしたが、アメリカではそんな悪夢から解放されました!


そして今年は、日本で子どもたちと家族で過ごすクリスマス。
昨今の事情もありますが、小さな子どもを連れての外食は大変なので、おうちクリスマスが一番です。
実家が中華料理屋なので、お料理は叔父さんにお任せ。
丸ごとチキン付きのフルコースで、準備が楽々のクリスマスになりそうです♪


ちなみに、娘は昨年まではそれほど関心がなかったのに、今年はクリスマスへの気分が盛り上がっている様子。
下の息子も「サンタさんは来るかな〜」と楽しみにしています。

クリスマスツリーの飾り付けをしていると、娘からはサンタさんが誰でどこに住んでいるか、そもそもいるのかなど、直球で質問攻め。

「サンタさんはいるのよ。でも直接会うのは難しいの。忙しいサンタさんに代わって、ママもパパもサンタさんのお手伝いをしているの。あなたも大きくなったら、サンタさんのお手伝いをするようになるわ。そうしたら、サンタさんが誰でどんなお仕事をしているかが分かる日が来るからね。」

サンタのお手伝い側になった私は、そう子どもたちに伝えています。


我が家では、子どもが信じていることをそのまま受け止めはしますが、サンタの存在を強調することはありません。

アメリカでも、この時期によく使われる言葉に、
“You won't get a present if you're on Santa's naughty list!”

といった、日本でいう「良い子にしていないとサンタは来ないよ!」というような意味のものがありますが、我が家ではお化けなども含め、しつけに偶像を引き合いに出すことはあまりしていません。

ただ、相手を幸せにしたいという気持ちがサンタのイメージであれば、子どもには分かりやすいですし、幼いうちはサンタの存在を否定せずにそのまま信じさせてあげようと思っています。

枕元にプレゼントがあったり、サンタに手紙を書いたりといったクリスマスの素敵な思い出は、生涯心の支えになるでしょうし、いずれ家庭を持ったときに、同じように家族を大切にし、楽しいクリスマスを過ごしたいと思えるようになると思います。

大人が贈ることのできる一番のクリスマスプレゼントは、豪華なギフトではなく、夢に満ちた楽しい子ども時代を過ごさせてあげることだと考えています。


いつかは、赤い服を着た白いヒゲのサンタというものが存在しないのかもしれないと気がつくでしょう。
そのときは、サンタは良い子にしているから来るのではなく、皆を幸せにしたいという気持ちの象徴であるということを伝えられたらと思います。
見えないものの存在を否定することが必ずしも正解ではないという話をする、いい機会にもなりそうですよね。

そもそも、カトリックの夫のアメリカの実家では、24日のパーティーが終わると夜中のミサに行き、翌日は教会でとても静かに過ごします。

サンタクロースと本来のクリスマスはまた別物です。

宗教的な意味合いも濃いので、その点も日本のクリスマスとは違う雰囲気がありますよね。

さまざまな民族のルーツを持つ移民の我が家は、クリスマスは、ただケーキを食べて楽しく過ごすだけのパーティーではなく、文化や宗教観の違いを教える機会にもなっています。

そうそう。アメリカで受けた一番のカルチャーショックといえば!
アメリカには、サンタの乗ったスポンジのショートケーキのような、いわゆる「クリスマスケーキ」がないということ!

デザートにパイやクッキーを食べることはありますが、ケーキである必要はないという感じです。

そもそも生クリームのスポンジケーキが日本独自のもので、結局アメリカにはないことに気がついて呆然とした、数十年前のクリスマス…。
(アメリカのショートケーキは、クッキー生地のような固いショートブレッドにクリームを挟んだ、日本のショートケーキとは全く別ものになります。)

さらに、アメリカでは七面鳥やローストビーフは食べますが、チキンは食べません。

夫は未だに、「クリスマスにチキンとケーキを食べる意味が分からない」と言いつつも、最近は「そろそろ予約した?」とちゃっかり確認してきます。(笑)