東急百貨店

menu

渋谷駅・東横店

営業情報
  • 住所

    東京都渋谷区渋谷2-24-1

  • 代表電話

    03-3477-3111〈東横店・本店代表〉

  • 営業時間

    10:00−21:0011:00−22:30(L.O.22:00)
    店舗営業時間10:00−21:00
    西館9階 東急レストラン街
    [ダイニングダイニング]11:00−22:30オーダーストップ 22:00

    この他にも一部営業時間が異なる売場がございます。詳しくはお問い合わせください。

    休業日

    年内は休まず、新年は1月2日(水)あさ10時から営業いたします。

    2019年1月1日(火・祝)は休業いたします。

  1. 東急百貨店
  2. 渋谷駅・東横店
  3. 東急フードショー
  4. ワインコラム

東急フードショー

  • 伴良美のオススメ!

各国の王室や芸術家に愛された ダンディな男のシャンパーニュ シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴ

ラベルが語るワイン物語

CDやDVDにジャケ買い、という言葉があるように、ワインもラベルが奇麗なものや、興味深いデザインのものには、つい手がのびてしまいます。実際にワインのラベルは、ワインの歴史やエピソードを伝えるものが多く、そこにはさまざまな情報や物語が隠れています。ラベルのささやきを聞きながらワインを飲めば、いっそう美味しく楽しく感じられることでしょう。

12月はクリスマスや年末年始の食卓で楽しむ、華やかで気品あるグラン・メゾンのシャンパーニュをご紹介しましょう。その名前は「シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴ」。ダンディで粋な男のシャンパーニュともいわれ、類まれな質の高さで、各国の王室や著名人に愛されてきました。そこに溢れる素敵なエピソードとともにお伝えしましょう。

映画になったダンディで粋なチャーリー ラベルは深い藍色のブランドカラー

写真:シャンパン・チャーリーの愛称で呼ばれ、冒険家、起業家、粋なジェントルマンとして知られた創業者。
シャルル・エドシックは1851年、たぐいまれなカリスマ性をもった創業者シャルル=カミーユ・エドシックによって創立されました。その時彼は弱冠29歳。「自身の個性をしっかりと反映し、自らの名前を冠したシャンパーニュを造りたい」と意欲に燃えてメゾンを立ち上げます。

当時はロシア帝国全盛の時代で、他のシャンパンメーカーは皆こぞってロシアの貴族に売り込みを行いましたが、若く先見の明があったシャルルは、当時シャンパーニュ市場としては未開拓地であったアメリカへ渡り、富裕層に紹介してゆきます。 やがてアメリカで大成功をおさめ、チャールズ(=シャルル)の呼称から“シャンパン・チャーリー”の愛称で呼ばれます。

ダンディで粋なジェントルマンとして、政界人や芸術家など多くの人々に愛されたチャーリー。後に彼の人生を描いた映画『シャンパン・チャーリー』では、若かりし頃のヒュー・グラントが彼を演じ、華やかで輝かしい魅力を放っています。

シャンパーニュのエチケットも、彼の個性を伝えるかのように粋でクール。ブランドカラーの深いブルーを基調に、輝きのあるロゴでシャンパーニュ名を描き、ネックとエチケットにはメゾンのロゴをさりげなく配しています。シンプルでクールなデザインですが、そこには高い品質へのこだわりと自信が感じられます。

贅沢で高い品質を伝える 60/40/10の方程式

写真:60のクリュの畑の葡萄を区画ごと収穫。発酵も区画ごと品種ごと年代ごとに丁寧に行う。
創業者シャルル=カミーユが生きていた頃から「シャルルのワインはいつも飲めばすぐそれとわかる」と評されていました。特徴づけたのは贅沢で高い品質。中でもこの「ブリュット レゼルヴ」はメゾンの真髄を表現。そこには60/40/10の方程式が隠されています。

60はアサンブラージュ(ブレンド)されているクリュの数。このキュヴェにはシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3種類の葡萄を使いますが、60もの多彩なクリュを巧みにアサンブラージュ(ブレンド)し、緻密さ、複雑さ、そして職人の技を伝えています。

40はリザーヴワインの割合。そして10はそのリザーヴワインの平均熟成年数です。リザーヴワインは良作年に造られたワインを数年間熟成し、ブレンド用に確保しておくワインのこと。通常のメゾンでは、2~3年熟成させたリザーヴワインを20~30%使うことが多いのですが、シャルル・エドシックでは平均10年もの熟成を経たワインを40%も使っています。そのため、味わいはより奥深く旨みがあり、高い気品が感じられます。

“時間”という4つ目の品種 クレイエールで4年以上もの瓶熟成

写真 上:湿度と温度が常に一定に保たれるクレイエール。
写真 下:一方でゲストを迎えるパビリヨンは緑と陽光溢れるモダンなしつらえ。

シャルル・エドシックの前任のシェフ・ド・カーヴは「わがメゾンのシャンパーニュに不可欠な要素を加えているものが“時間”であり、これは4つ目の品種といえる」と伝えています。

シャルル・エドシックでは、ガロ・ロマン時代につくられたクレイエール(採石場跡)を熟成庫として利用しています。ここは現在ユネスコ世界文化遺産にも登録されている場所。創業当時は誰にも見向きもされなかったクレイエールでしたが、迷路のように入り組んだ地下室は、常に湿度と気温が適温に保たれた好環境。シャンパーニュの熟成には最適であると、創業者のシャルル・カミーユは見抜いていました。

通常のノンヴィンテージのシャンパーニュの法定瓶熟成期間は最低15カ月のところ、シャルル・エドシックのブリュット レゼルヴは、ここで4年以上もの熟成期間を経て出荷されます。長い熟成は、非常にきめ細やかな泡立ち、焼き立てのブリオッシュの芳香、アプリコットのような完熟した果実の香り、複雑で気品ある風味を醸し出してゆきます。

セラーの形状からインスパイアしたボトルシルエット

写真:ボトルのシルエットになったNo.9のクレイエールの通路。
最後にもう一度、冒頭のシャンパーニュのボトルをご覧ください。シャルル・エドシックのボトルのシルエットは、千年以上の歴史をもつNo.9のクレイエールの通路の形にインスピレーションされて生まれました。ネックが細いユニークな形状は、澱とワインの接触を増やし、ワインの香りに豊かさと複雑性をもたらす効果があります。

これまで、イギリス、スウェーデン、オランダ、ポルトガル、バイエルン、オーストリア、ルクセンブルグなど世界の王室や宮廷でも広く愛されてきたシャルル・エドシックのシャンパーニュ。中でも英国王室とのかかわりは深く、1897年にはエドワード7世御用達に。1977年にはエリザベス2世在位限定ワインをリリース。画家のダリ、政治家のアイゼンハワーやチャーチルなど多くの著名人も、大切な人をもてなす記念すべき舞台でシャルル・エドシックを信頼し選んできました。

現代の食卓においても、大切な家族や友人と、クリスマスや記念日に、さらに年末年始のイベントに。チャーリーの豊かな発想と美学を伝えるラベルを愛でながら、その比類なき品質と芳醇な風味をゆっくりとご堪能くださいね。

(写真・資料協力:日本リカー)

東急フードショーおすすめ

シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴNV
(750ml) 8,640円

生産地:フランス シャンパーニュ地方ランス
葡萄品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ
味わい:ドライ。クリーミィな泡立ち エレガントで奥深い風味
輸入元:日本リカー

シャルル・エドシックの比類なき質の高さとエレガンス、まさにメゾンの真髄を表現したシャンパーニュ。60クリュのブドウをブレンド。その中には柱となる偉大な3つのクリュが含まれ、ワインに気品と風格を与えています。コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュ「オジェ」のシャルドネは厚みとコクを。モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ「アンボネー」のピノ・ノワールは力強さと骨格とフルーティさを。最後にヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の「ヴェルヌイユ」のムニエはバランスとなめらかさをもたらしています。

深みのある黄金色の色調、4年以上も長期瓶熟成されることによる繊細な泡立ち。40%ものリザーヴワインがもたらす優雅で豊満で複雑な風味。焼き立てのブリオッシュ、太陽を一杯に浴びたマンゴー、アプリコット、イエロープラムなどの果実の香り。流麗でなめらかな風味に導かれ、余韻にはバニラエッセンスやプラリネのニュアンスが繊細に続きます。アペリティフに、食中酒としてクリームを使った魚料理やお肉料理、お正月のおせち料理など、幅広くお楽しみいただける逸品です。

著者近影

伴 良美(ばん・よしみ)

ライター&ワインエキスパート。映画、食、旅を中心に執筆。ワインと食の情報誌「ヴィノテーク」、北海道新聞、岐阜新聞などの取材記者としても活躍。世界の銘醸地や映画の舞台を訪ねた連載コラムに、フジサンケイビジネスアイ「世界銘酒紀行」「名画の舞台」のほか「男と女 名画とお酒」「シネマの名言」などがある。

東急フードショー 店舗一覧

あ行

か行

さ行

た行

な・は行

ま・や行

ら・わ行