あやち

小学生女の子二人のママです。義実家の近くに住み、子育てと仕事に追われつつも、にぎやかな毎日を過ごしています。

2021.07.15

かおをあげて

Diary

保育園の帰り道。
久しぶりの梅雨の晴れ間、もう夕方だというのに、まだ外は明るい。
いつもは下ばかり見ていて、道端の草をつまんだり、小石を拾っている娘が、
「ママ、お空をみて!」
「色んな雲がたくさん!」
と、嬉しそうに叫んだ。
顔を上げると、そこには様々な形をした雲が。
思わず空の青さにハッとしてしまった。
真夏を感じさせる、入道雲のような、
秋を思わせる、いわし雲のような、
あたかも、今通りすぎたばかりの、ひこうき雲のような…
「あのくも、羽みたい!」
そう言って、笑う娘。
 そんな風に見えるんだ…。
下を向いていたのは、私の方だった。
空を見上げるって、いい。
うつむき加減の私を、いつも上げてくれるのは娘だ。
しかも、とても簡単な方法で。
いつもの帰り道、重い足取り。
でも、坂道をゆっくり登りながら、
心は軽くなっているのを感じた。

「雲をみてみよう」
先日、こんな記事を読んだ。
窓にラップを貼って、そこから見える雲を描きうつす。
10分後、その上に新しいラップを貼って、先ほどとは違う色のペンで、
また雲を描きうつす。
一枚ずつラップをはがし、台紙に張ると、記録シートができあがる。
重ねてみると、雲がどう動き、どう変形していくかがわかるというもの。
日付、時刻、天候も記入するといい。
雲がどうやってでき、雨となり、消えていくのか。
そんなことを話しながら、
貴重な晴れ間に、親子で空を見上げるのも楽しいと思う。