2026.01.20 NEW

冬に多い子どもの感染症 保育園ママが知っておきたい「登園していい?」の目安

● 子育て

冬は、子どもの発熱や咳、嘔吐などの連絡が増えやすい季節。
「これってもう登園していいの?」「まだ休ませたほうがいい?」と迷うことも多いのではないでしょうか。
ここでは、冬に多い子どもの感染症について、保育園ママが知っておきたい症状の目安と登園の考え方をまとめました。
※登園の可否や提出書類は、自治体や保育園によって異なるため、あくまで目安としてご覧ください。

冬に多い子どもの感染症と登園の目安

冬になると、保育園からの体調不良の連絡にドキッとすることも増えてきます。この章では、この時期によくある感染症と、登園の目安について整理しました。

■インフルエンザ

インフルエンザは、突然の高熱や寒気、だるさから始まることが多く、頭痛や関節痛、咳、のどの痛みなどの全身症状が強く出やすい感染症です。
小さな子どもでは、食欲が落ちたり、ぐったりしたりするほか、気管支炎や中耳炎などを併発することもあります。

登園の目安

厚生労働省のガイドラインでは、インフルエンザにかかった場合の登園の目安を「発症から5日が経過し、かつ解熱してから3日が経過していること(乳幼児の場合)」としています。
つまり、熱が下がったその日や翌日にすぐ登園するのではなく、「解熱後も数日は自宅で様子を見る」ことが、まわりへの感染を防ぐうえでも重要です。

ポイント

解熱して子どもが元気そうに見えても、体の中ではまだウイルスを排出していることがあります。
とくに保育園では、咳やくしゃみ、鼻水などから周囲にうつるリスクが高いため、
・解熱してからまだ日が浅い
・咳やぐったり感が残っている
といった場合は、無理に登園させず、もう少し休ませるほうが安心です。

■感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)

感染性胃腸炎は、ノロウイルスなどによって起こる病気で、突然の嘔吐や下痢が主な症状です。
とくに乳幼児では脱水になりやすく、ぐったりしたり、食事や水分がとれなくなったりすることがあります。ウイルスは、吐物や便に多く含まれており、手指やドアノブ、床などを通して簡単に広がります。
また、嘔吐したときにウイルスが空気中に広がり、それを吸い込んで感染することもあるため、家庭や保育園で一気に広がりやすいのが特徴です。

登園の目安

厚生労働省の考え方では、感染性胃腸炎の場合、「嘔吐や下痢などの症状が治まり、普段の食事がとれるようになること」が登園の目安とされています。
熱が下がっていても、
・まだ吐き気がある
・下痢が続いている
・食事がほとんどとれない
といった場合は、登園は控えたほうが安心です。

ポイント

症状が落ち着いたあとも、便の中にはしばらくウイルスが含まれることがあります。
そのため、登園を再開したあとも、トイレやおむつ替えのあとにしっかり手洗いする、共有のタオルや食器に注意するなど、家庭でも感染を広げない工夫が大切です。

■RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は、乳幼児に多い呼吸器の感染症で、咳や鼻水、発熱などの症状が出ます。
とくに生後6か月未満の赤ちゃんでは重症化しやすく、ゼーゼーとした呼吸や、呼吸が苦しそうになることも。
一度かかっても十分な免疫がつかないため、何度も感染することがあります。年齢が上がると軽い風邪のような症状で済む場合もありますが、保育園などの集団生活では、気づかないうちに広がることも少なくありません。

登園の目安

厚生労働省の考え方では、RSウイルス感染症にかかった場合の登園の目安は、「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」とされています。
熱が下がっていても、
・咳がひどい
・息が苦しそう
・食事や水分がとれない
といった状態が残っている場合は、無理をせず自宅で様子を見ることが大切です。

ポイント

「咳だけだから…」と思っても、RSウイルス感染症は、咳や鼻水を通してうつるため、軽い症状でもまわりの子に広がりやすいのが特徴。
とくに0〜1歳の赤ちゃんがいるクラスでは、無理に登園させず、症状が落ち着くまで休ませることが、本人のためにも、まわりの子のためにも安心です。

登園の目安や必要な書類は自治体・園ごとに異なります

登園の可否や、登園届・医師の意見書の扱いは、自治体や保育園によって異なります。
たとえば、渋谷区ではどの感染症にかかったによって、「登園届」または「医師の意見書」の提出が必要とされています。
詳しくは、通っている保育園やお住まいの公式案内をご確認ください。

例)渋谷区の公式案内:
感染症による登園の目安・登園届・登園証明書




冬は、子どもの体調が不安定になりやすい季節。
「もう大丈夫かな?」と迷ったときは、無理をせず、園や医師に相談しながら判断することも大切です。
少しでも安心してこの冬を乗り切るために、参考にしてみてください。

参考:
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)
都庁総合ホームページ「子供を中心に流行する感染症について

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