2021.07.20

[管理栄養士監修]つるん&ひんやり!夏バテ対策離乳食

● フード

7月後半になって気温も上がり、夏本番になりました!
暑くなると困るのが離乳食作りですね。作るのが大変な時は、麺や冷凍野菜、缶詰などのストックを上手に活用して乗り切っていきましょう。
また、大人と同様、赤ちゃんも暑さで食欲がなくなることがあります。おすすめは、つるんとしたのどごしや、ひんやりした食べ物。今回は赤ちゃんでも食が進みやすいメニューのご紹介です。月例に合わせて、量や形、具材をアレンジしてみてくださいね。

のどごしがよく、赤ちゃんも食べやすい!
ツナとオクラのうどん

材料(作りやすい量)

ツナ(水煮)15g

オクラ   15g

冷凍うどん 40g

だし汁  150cc

しょうゆ   少々

作り方
  1. ツナは軽くゆでて細かく刻む。
  2. オクラはヘタを切り落として縦半分に切り、種を取り除いて2分ほど茹でてから細かく刻む。
  3. 冷凍うどんはレンジで指定の通りに解凍し、約1cm幅に切る。
  4. だし汁を温め、1 2 3 を加えて2分ほど煮て、冷ます。
  5. 4 を器に盛る。
ポイント

オクラの種は、オクラを縦半分に切り、種の下から親指かフォークを縦にすべらせるようにするときれいに取れます。

彩りがきれいで栄養も満点!
あんかけ煎り豆腐

材料(作りやすい量)

豆腐  15g

卵  1/4個

にんじん 5g

いんげん 5g

ごま油  少々

だし汁 20cc

醤油ほんの少し

片栗粉  少々

作り方
  1. だし汁、醤油、片栗粉をよく混ぜて火にかけ、かき混ぜながらとろみがつくまで加熱する。
  2. にんじんといんげんは5mmほどの角切りにして柔らかくなるまで茹でる。
  3. 熱したフライパンにごま油を入れ、豆腐、12を加えて中火で1分ほど炒める。豆腐がくずれ、水分が少なくなったら卵を加え軽く混ぜ、卵に火が通ったら火を止める
  4. 器に 3 を盛り、1 のあんをかける。
ポイント

カミカミ期以降であれば、野菜は冷凍のミックスベジタブルを使用しても◎。ただしグリーンピースやコーンの薄皮は赤ちゃんの口に残るので、軽く湯通し後、薄皮を取り除いてから使用してください。

くず粉が入ることでフルフルとした食感に。
メロンのせ豆乳ミルクプリン

材料(うつわ6個分)

A
大さじ1

寒天(粉末タイプ) 小さじ1/2

B
豆乳          300cc

くず粉(粉末タイプ)  大さじ1

砂糖          小さじ1

メロン        60gほど

作り方
  1. 小鍋に A を入れて5分ほどふやかしておく。
  2. 1B を加えて、くず粉が溶けるまでよく木べらでかき混ぜる。
  3. 2 を木べらでかき混ぜながら中火にかける。フツフツとしてきたら弱火にし、絶えずかき混ぜながら3分加熱する。
  4. うつわに流し込み、表面の泡をスプーンですくって取り除き、冷蔵庫で冷やし固める(またはバットに流して固め、スプーンで器にすくってもよい)。
  5. メロンの皮と種を取り除き、小さめに切って、500Wのレンジで30秒ほど加熱する。
  6. 54 の上に飾る。
ポイント

うつわに移したらスプーンで泡をすくってから固めると、口あたりがなめらかになります。

成長別:離乳食アレンジ参考例

ごっくん期:5〜6カ月
  • 豆腐がゆ
  • にんじんのだし煮
モグモグ期:7〜8カ月
  • 白身魚とオクラのうどん (オクラの種は取り除いてみじん切りにし、軟らかくなるまで煮ます)
  • くずし豆腐あんかけ
パクパク期:12〜18カ月
  • ツナとオクラと納豆のうどん
  • 煎り豆腐の野菜あんかけ
  • メロンのせ豆乳ミルクプリン

うどんや煎り豆腐の具材は他のものに置き換えてもできるので、いろいろと手軽に作ってみてくださいね。豆乳は栄養価が高く常温保存ができるので、離乳食にとても便利なアイテムです。 暑さや湿気で疲れもたまりやすいこの時期。肩の力を抜いて、市販のベビーフードなども活用しながら上手に笑顔で乗り切っていきましょう!

清水季代(しみずきよ)

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスペシャリスト
子どもの食育コンサルタント「せたがやはらぺこだん」代表

保育園栄養士の経験から、旬の食材を使いバランスよく優しい味つけで子どもが喜ぶ料理を得意とする。一児の母。