うに

4歳♀と1歳♂の2人を育てる転職したての都内で働くアラサーワーママ。好きなものは漫画と生ビールとウニと牡蠣。子育てと仕事に翻弄されながらビールと漫画で乗り切る日々です。家事や子育ての手抜きの方法をいつも探しています。

2021.08.21

絶叫の長期戦!うにの出産エピソード

Diary

こんにちは!うにです。

出産。
ママには、皆さんそれぞれの武勇伝があるかと思います。
私といえば、「長時間出産コンテスト」があるなら、入賞できるぐらいには長かったと思います(!)。
上の娘の時が、33時間半。
下の息子の時が、18時間。

なかなかですよね?

そんなわけで、本日は特に大変だった上の子の出産エピソードを。
涙あり、笑いありの体験を振り返りたいと思います!


娘は2017年の7月に誕生しました。
1人めということもあり、近くの私の実家に里帰りをして、出産の時を待つという予定を立てました。
…ところがどっこい。
里帰りする予定の2週間ほど前から夫が扁桃炎に。

扁桃腺が腫れて、40℃の熱を連日出し続けていたのにもかかわらず、病院嫌いな夫は、「大丈夫。いつもの喉風邪だから」と言ってなかなか病院へ行きません。
(もともと夫は喉が弱いんですよね。タバコやめておくれ、本当に…。)

だいぶ長引いているし、出産間近ということで、半ば無理矢理、夫を内科に連れて行った私。
そこで扁桃炎と診断されたので、“感染性ではない”ということに妊婦だった私は安心しました。
(感染性のもので移ったらどうするのだよと思っていたので!)

そんなこんなで、予定より少し遅れて里帰りをすることになりました。

里帰りした実家では、何もしなくても美味しいご飯が出てくる。
何もしなくてもおうちが綺麗に整頓されている。
…なんて素晴らしいのでしょう!

家事を多少手伝うものの、「ゆっくりしていなさい」と母に甘やかされながら、予定日を待っていました。

そして、予定日を2日すぎた真夜中の3時。ついに陣痛が始まりました。

最初は「久々に感じる生理痛みたいな痛みだ!」と思い余裕だったのですが、噂に聞いていた「10分間隔からだんだん短くなる」というはずの間隔が全く縮まらない…。

そんな状況で、朝の9時まで自宅待機していました。

9時を過ぎると、やっと8分間隔になってきたので、母に付き添われ病院へ。
(通っていた病院に初産は10分より短くなってから病院へ来てくださいと言われていました。)
そして、そのまま入院になりました。

しかし、5分間隔になるものの子宮口が全く開かない。
ここで復活した夫(笑)も「立ち会いする!」と勢い勇んで病院まで来たものの、お産は全く進まない…。

ただ、猛烈な痛みだけが私を襲い、
「痛い!!痛い!!」ととにかくブチギレ!!
助産師さんのようにお尻の痛い部分を押してくれない夫に
「そこじゃない!!」
と八つ当たりしていました(笑)。

夜中の12時(この時点ですでに20時間経過)になってもお産は一向に進まないので、夫には一度自宅に帰ってもらいました。

そして、孤独の中、一晩中痛みと戦う私。
なんで私だけがこんな痛い思いしなくちゃいけないんだ!と思っていました。(声にも出していました!)

あまりに痛むので「死ぬー!」と叫ぶと、看護師さんには「死なないから大丈夫」と冷静に返されたことを、非常に(そして非情でした…笑)覚えています。

一晩中ずっとそんな状況だったため、一睡もできずに翌朝を迎え、9時ごろにやっと先生から
「赤ちゃんもお母さんも少し危ないので、促進剤点滴で打ちますね」
と言われました。

(いや、遅くない?こんなものなの?そして危ないって何?赤ちゃん大丈夫なの?)
不安な気持ちと、「恐ろしい痛みを伴う」と噂に聞いていた陣痛促進剤への恐怖で、震えてしまいました。

その後、点滴で促進剤を打たれると、すぐに猛烈な痛みが・・・
「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛~い!!!」

あんなに大声を出したのは、後にも先にも、出産の時だけだと思います。
進まなかったお産が一気に進み、「お昼頃には産まれるよ!」と周りの助産師さんたちに言われました。

夫も仕事を中断して12時過ぎに到着。
その頃には私は分娩台で大暴れ。まるで逃亡を図ろうとする大型動物のように助産師さんに抑えられていました!

ちなみに、後日、立ち会った夫に聞きましたが、私の姿に恐怖を感じたものの、イメージしていた出産は実際に立ち会うと全く違うということを理解できたとのこと。出産を経て、私をリスペクトするようになってくれたそうです。獣のような姿をさらしてしまいましたが、それだけでも立ち会ってくれてよかったと思いました。


話は戻って、子宮口が開くと、「もう早く終わってくれ」と願いながら、助産師さんのGOのタイミングで、数回、力みました。

そして、12時半。やっと我が子が誕生…!

いろんなところが痛くて満身創痍でしたが、我が子を見ると不思議と痛みも忘れま…せん。はい、忘れられません。

とにかく長かった…。
やっと試合終了したという気持ち。
後陣痛やら、会陰切開されたところやらが痛すぎて、もうさっさと私を寝かせてくださいと思いました(笑)。

とはいえ、我が子はすご~く可愛い!
お腹の中に10カ月もの間、この子がいてくれたのかと思うと、やっと会えた、生まれてくれてありがとうという気持ちになりました。

産まれたばかりの小さな娘の手に握手をして、握り返されたのを、今でも鮮明に覚えています。
夫も「頑張ったな、頑張ったな」と私と娘に言いながら、号泣していました。

陣痛が痛かったこと、そして時間も長すぎたことですっかり滅入ってしまい、「もう二度と出産は嫌だな」と思っていたのですが、ありがたいことに2人目を授かり、産むことになります。

そして、やっぱり記憶が薄れていました。これだけ痛いんだという記憶を…。
再び雄叫びを上げた2回目のお産エピソードもありますが、長くなりますのでこの辺で~。