2022.03.04

1歳児のまちがいに、かーちゃんはちょっとはずかしい!?

Column

こんにちは。イラストレーターのミヤタチカです。
いま、上の子が5歳、下の子がもうすぐ3歳です。
上の子が生まれてから、子どもをそばで観察できるうちは、つい笑ってしまったり、ぐっときた様子をなるべく描き残しておこうと思い、成長観察日記をつけています。
いらいらしたり、もう嫌だと思っていたことも、あとで見返したら笑えてくるので不思議です。描くことが自分にとって精神安定剤みたいになっている気もします(笑)。

思い返すと、下の子がおしゃべりできるようになった頃から、ようやく少しずつ余裕が出てきたような。
締め切り前などは特に、ヘロヘロで崖っぷちになりがちですが、その中で、子どもたちの面白い行動ややりとりを見つけると、わくわくしてついつい描いてしまいます。

これあるあるでしょ!?と思っていたことが全然違っていたり、うっかりしがちだったりして、まわりの優しさに助けられることが多い私ですが、なんとか母やってます!




私が仕事に追われていたとき、後ろのほうで遊んでいたオーサワさんとまなつの大笑いの声が。おーいと呼ばれて振り返ると、ベージュのキャップのてっぺんが、こた(こたろう)のよだれだらけに。「こた、おっぱいとまちがえてたね、おみちろかったね!(おもしろかったね)」と、まなつがしばらく大笑いしていました。
まなつのキャップだからよかったものの、オーサワさんのだったら相当嫌がっただろうな。なんでもかんでも、一度口に入れる時期ってありますよね。そういえば、赤ちゃんのよだれってなんかいい匂いがするのってなんでだろう。

ミヤタチカ / miyatachika

イラストレーター。佐賀県生まれ。福岡大学人文学部文化学科卒業。安西水丸塾、MJでイラストレーションを学ぶ。著書『お絵かき辞典』(誠文堂新光社)は7カ国語で、『ミヤタチカのお絵描き動物園』(玄光社)は6カ国語で翻訳されている。絵本『ホテルイエティ』(玄光社)が発行されたばかり。