ビスケット

生まれも育ちも渋谷の元箱入り娘→今はおしゃまな5歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2022.04.05

頑張りすぎない朝食作り!手作り味噌からファストフードまで何でも利用♪

Diary

こんにちは!ビスケットです。

先月は保育園の休園が続き、我が家ではなんとか自宅保育が可能ということもあり、一ヶ月近く、自主的に登園自粛させていました。

何が大変って、子ども2人分の3食のごはん作り!

保育園の給食がありがた過ぎて、涙が出そうです…。


母方が料理人一家ということもあり、私自身、作り置きや冷めた料理を食べるという習慣があまりありませんでした。
さすがに私の世代は、冷めた料理を食べることも普通なのですが、私の家系の母親世代にとっては、お弁当なども抵抗があると言っていました。冷菜以外、料理は温かいものをという考え方のようです。
専業主婦だったとはいえ、毎日3食、何品も作ってきた母には、今更ながら頭が上がりません。

なので、朝食もしっかり食べる習慣があった我が家。
料理人の家に生まれ、薬膳もかじって、一応、お料理好きを自称している私は、母のようにしっかりした朝食を作りたいとは思いつつ…やっぱりできない~!!!

2歳と5歳の怪獣がギャースカ大騒ぎの朝は、もちろん落ち着いて朝食を食べる時間などありません…。

手間をかけずに、なんとか栄養だけは取らせたいと四苦八苦の毎日ですね…。

【手抜き和朝食】

ちなみに冒頭の写真は、余裕のある日の見栄っ張り朝食です。(笑)

見栄っ張りとはいえ、よぉ〜く見てみると超手抜き朝食なんですけどね。
でも手作りのポイントはおさえているつもり。
手間をかけるところと抜くところのバランスをうまくとれた和朝食になりました。

おにぎりは、昨日の残りご飯をチンして梅干しを入れて握っただけ。
細かく切った野菜やお肉たっぷりの炊き込みご飯なので、これ一つ食べさせておけば一応の栄養は取れているはず!な一品です。

お味噌汁は、具と味噌と出汁を合わせた「味噌玉」を作っておいて、お湯で溶かすだけ。
味噌玉がないときは、インスタントだっていいし、夕食の残りだっていいということにしています。

野菜は、漬けておいたぬか漬けを切っただけ。

梅干し、味噌、ぬか漬けは手作りで、簡単なのでどれも娘と一緒に作っています。

多少の手間はかかりますが、一度作れば保存ができますし、基本の調味料や保存食を手作りしておくと、忙しいときもぱぱっとおうちの味が再現できます。

【さらに手抜き!出すだけ朝食】



精一杯朝食を作ってこの程度なので、さらに余裕がないときは、果物やパンなどをそのまま出して、簡単に済ませることも多々。
調理した温かいものを出したいとは思いますが、小さな子どもは熱い物が苦手なので、ふぅふぅして冷ましてあげる時間も確保しなくては…と考えると、朝の支度ができなくなってしまうからです。

もちろん、子ども達に栄養バランスを考えていろいろ食べてもらいたいとは思っています。
でも、そもそも、子どもは大人が思うようには食べてくれないもの。
基本的に、好きな物しか食べません。

しかも、好きな物が日によって変わって、突然食べなくなったり、忙しいときに限って食べなかったり。そんなことが朝に勃発すると、私のイライラは頂点に…!

なので、朝食は子ども達が進んで食べてくれる、数少ない好きな食べ物だけをチョイス。
ささっと済ませられるメニューにしています。(なので、ほぼ代わり映えせず…笑)

息子はバナナやアボカド、サツマイモなど、満腹感のある栄養価の高そうな食べ物が好きなので、簡単に済みます。
最近は美味しい完全栄養食のクッキーやパンがあるので、利用することもあります。

娘はアタリメや煮干しが好きなので、咀嚼の練習も兼ねて、朝食や、オヤツにも食べさせています。


【子どもと一緒に作る朝食】

娘がパンケーキ作りにハマっているので、自粛中で自宅にいる今は、朝食にパンケーキを焼く日もあります。
牛乳の代わりに、余った粉ミルクを入れて栄養補給したり。

娘も、自分で作るとよく食べますし、午前中のアクティビティと朝食を兼ねることができて一石二鳥です♪




【究極!?パパの朝食】

アメリカ人の夫は、もともと朝食やお弁当に手間をかける習慣がないので、私の朝食が手抜きだとは全く思っていないようです。

アメリカに住んでいたとき姪っ子達が食べていたものといえば、牛乳にシリアルだけの朝食。ランチには、りんごをそのまんま丸ごとと、ピーナツバターを塗っただけの食パンを茶色の紙袋に入れた「ブラウンバッグ」のランチなど。衝撃的だったのを思い出します…。

アメリカの「ブラウンバッグ」は極端ですが、日本人は“手作り信仰”が強く、親が頑張り過ぎかもしれないな〜と思います。


ちなみに、日曜日の朝食はパパ担当。
となると…
パパがスマートフォンで、ピピッと注文。
某ファストフード店の、オモチャが付いたキッズセットのデリバリーが届きます〜。

いいんです!
週1回くらい子ども達と夫が大好きなファストフードを食べたって!

それに、アメリカ人の夫にとっては、ファストフード店で父親と朝食をとったことは楽しい思い出なのだそう。
今は、それを自分ができるという喜びもあるみたいです。
ママは楽チン。一石二鳥です!


…そんなわけで、わざわざご紹介するほどでもない、我が家の手抜き朝食。

私も子どもが産まれる前は、薬膳の知識を活かして、食育を頑張りたい!と気合いが入っていました。
しかし、薬膳は相手が食べてくれなくては意味がないという致命的な弱点が…。栄養に詳しい方ほど、子育て、食育についてはもどかしい思いをするかもしれませんね。

お料理に関しては、私のようにヘタに気合いが入ってしまっているより、「適当でいい!」くらいの心構えのほうが気楽に子育てできると、長女を育てて学びました。

お料理も物事も、何でも塩梅が大事。

コロナ禍で皆さまも大変な日々をお過ごしだと思いますが、朝食作りも子育ても無理せず、頼れるものは何でも利用して乗り越えていければいいですね。

ちなみに、朝食で一番大好きなのが、ホテルの優雅なルームサービス。コロナ前最後に行ったホテルの朝食が懐かしい‥。
そんな写真(左がクルーズの海上ブレックファースト、右がホテルのピクニックブランチ)を眺めながら、遠い楽しい思い出に浸りつつ、今日も頑張ろうと思います!