ごまたろう

お口が達者な2歳の息子と、時々夫と、気ままにのんびり過ごしています。時短勤務しながら、両親や姉、友人にも助けてもらい、みんなでわいわい子育て中。

2023.06.07

ひとりぼっち初産、普通分娩で挑む

Diary

こんにちは、ごまたろうです。

以前体重管理に悩まされた妊婦生活について書きましたが、今回は出産のエピソードを書きたいと思います。

まず分娩方法ですが、私は普通分娩を選択しました。
理由としては2つ。
1つ目は、単純に陣痛の痛みがどのくらいなのか興味があったからです。元々生理痛がひどく、子宮系の痛みには強い自信があった私は、もしかしたら陣痛にも耐えられるのではないかと若干の期待に胸を膨らませていました。
2つ目は、無痛分娩の費用が高かったからです。私が出産した産院では無痛分娩にするにはプラス10万円が必要だったのですが、10万円払うくらいなら痛みに耐えるほうがいいなと思いました。笑

そんなこんなで迎えた39週5日。
予定日前最後の検診では、なんと子宮口が既に3~4cm開いているとのこと!

これは出産も近いのでは?とドキドキしながら、夕方、夫と一緒に近所の喫茶店でコーヒーを飲んでいると私を襲ったのは強烈な腹痛。しばらくトイレとお友達状態だった私ですが、今振り返るとこれが出産の前兆だったような気がします。

翌朝39週6日の早朝5時。
軽い腹痛で目が覚め、間隔を確認すると8~10分だったので陣痛を確信。産院に電話するとすぐに来てくださいとのことだったので夫を起こし、産院に向かいました。コロナで本人以外院内立ち入り禁止だったため、夫は泣く泣く入り口でとんぼ返りです。

8時15分に産院に着くとすぐに内診、「子宮口7cm、3時間で生まれるよ。」と院長に言われ、「なんてこったい!」と思う間もなくあれよあれよとそのまま分娩室へ。着替えや点滴、簡単な説明などを受け、気付けば分娩室にひとりぼっちに。

ここから孤独な戦いが始まります。

初めは、待てど暮らせど痛みが強くならず、暇だな~と思いながら家族や友人に連絡を取っていました。そんな時間を過ごすこと約2時間、いよいよ陣痛は耐えられないほどに。陣痛が来るたびにひとりベッドの上でのたうち回り、あまりの痛さにナースコールで助産師さんを呼んでも、内診され「もうちょっと!がんばって!」とまたすぐに出て行ってしまいます・・・。「これがコロナ禍の出産か・・・こんなに痛いのに誰にも共感してもらえないなんて、なんて理不尽なんだ・・・」と頭では冷静に考えながらも、人生で初めての陣痛を経験する中、誰もいない部屋でひとり耐えるのはかなりしんどかった記憶です。

しかし有難いことに、そのままお産は順調に進行。子宮口が9.5cmになるとやっと助産師さんが分娩室に来てくれて、言われるがままにいきんだり休んだりすること30分後の11時15分、助産師さんの「もういきまないで!」という声で気付くと、すでに産声を上げている息子が。朝の院長の予言通り、ぴったり3時間後に息子が誕生したのでした。

結果、陣痛は生理痛とは比べ物にならない痛みでしたが(当たり前ですね)、産院に着いて3時間でスポーンと生まれてきてくれた息子には感謝の気持ちでいっぱいです。とても良い経験ができました。
元々夫の立ち合い前提で普通分娩を決めたので、初めての出産がひとりぼっちとは予想外でした。夫から「頑張ってくれてありがとう」と言葉はもらったものの、実際に陣痛に悶え苦しむ私の姿を見てもらわないと気が済まないので、次は何が何でも夫立ち合いの元もう一度普通分娩で出産したいと思っています。

そんな息子も今年の夏で3歳を迎えます。
3年経っても鮮明に思い出せる出産の日、痛い思いもしましたが、息子がここまで健康にすくすく育ってくれていることが何よりの恩返しです。

最近は見て見ぬふりを続けていたトイレトレーニングに片足を突っ込んでみていますが、当の息子は完全拒否。「3さいのおにいちゃんになったらできるよ」と言うので、息子を信じて3歳になったら本格的にトイトレスタートしようと思います!




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