2018.10.15

夫婦で一緒に子育てがしたい!パパを育児に巻き込む3つの方法

Column

内閣府の資料によると、先進国の6歳未満の子どもを持つパパの家事や育児時間を比較したところ、日本のパパは家事も育児時間も最も低いことがわかっています。日本のパパは1日多くの時間を仕事に費やしていることが大きな理由ですが、その分、ママの負担が増えることだけでなく、かわいいわが子の成長を実感できる幸せな育児を体験できないことは、パパにとっても残念なことです。
そこで、積極的に育児に関わる3人のパパに、「パパを育児に巻き込む方法」を教えてもらいました。

1.パパに育児の悩みを相談する

育児に参加したいと思っているけれど、ママがしてほしいことまでハッキリとわかっているパパはそう多くないようです。そこで、パパに協力してほしいことを具体的に伝えたり、育児の悩みを相談したりするなど、パパにして欲しいことを明確にすることが大切です。
「産後まもない頃、昼夜問わず続く授乳で妻が体調をくずしてしまったんです。そのとき、夜中の授乳を変わってほしいと言われたのがきっかけでした。以来、あらかじめ搾乳し冷凍しておいた母乳を解凍し、哺乳瓶で娘にあげることを覚えました。授乳は母親しかできないことだと思っていましたが、そんなことはまったくなくて、やり方によってはいろいろな方法があることを学びました。哺乳瓶で母乳を飲む娘の顔はとてもかわいらしく、自分もこの体験ができて本当によかったです」(T.Mさん/9ヵ月の女の子のパパ)

2.感謝の気持ちを伝える

「普段は私がひとりでやっているんだから!」と思うと、たまにパパがオムツ替えをしたりお風呂に入れたりしても、「ありがとう」どころか、「もっと協力してよね!」と毒づきたくなるママは少なくないでしょう。そこをグッと堪え、笑顔で「ありがとう」と言ってみましょう。パパの育児時間や家事時間が増えるだけでなく、ママへの感謝の気持ちもより強くなるはずです。
「産後2ヵ月くらいから、仕事が早く終わった日は、必ず息子をお風呂に入れるようになりました。その度に妻がありがとうと喜んでくれるのと、息子が嬉しそうに湯船に浸かる姿が“早く帰ろう”という気持ちにつながっています。育児や家事シェアの最大の原動力は、相手が喜ぶ姿を見たいという気持ちなんだと感じました」(S.Yさん/1歳の男の子のパパ)

3.育児グッズ選びをパパと一緒にする

近頃は便利な育児グッズがたくさん出ていて、初めての育児に戸惑うママやパパの子育てライフをサポートしてくれます。育児がラクになる機能的なグッズでパパのモチベーションが上がることもあるでしょう。ポイントは、パパでも使いやすい色やデザインのものを選ぶこと。実際に使うことをイメージして一緒に相談しながら選べば、育児参加のハードルはぐっと下がることでしょう。
「抱っこ紐は僕もつけることを想定して、シンプルなネイビーのものを一緒に選びました。本当は花柄のかわいい柄のものが欲しかったようですが、結果的に休日の外出時の抱っこは僕が担当になり、妻は喜んでいます」(R.Fさん/1歳の女の子のパパ)



「ワンオペ状態のまま育休を過ごしたら、育休明けに苦労した」「“手伝って”の一言が言えなか
ったがために、いまどきめずらしいオムツ替えもできないパパになってしまった」など、ママが
ひとりで育児を抱え込んでしまった場合のつらいエピソードは少なくありません。育児は大変だ
けど、ふたりで分かち合えば、大変さを上回るほどの喜びや楽しみが待っています。
ぜひ、パパと育児をシェアしましょう!