2024.11.25

愛され続ける「カルピス」の魅力を再発見!心とカラダをすこやかに、「ピースな世の中」へ|〈アサヒ飲料〉山本 進太郎さんインタビュー

● フード

知らない人はいない国民的飲料「カルピス」。今回は、〈アサヒ飲料〉でマーケティング部に携わる山本 進太郎さんに、「カルピス」について開発背景やおいしく飲む作り方についてお話をききました。ぜひ最後まで読んでください!

「カルピス」の誕生

― 「カルピス」は1919年に誕生した日本初の乳酸菌飲料です。誕生のきっかけとなる出来事があったのでしょうか。

山本さん:三島海雲が内モンゴルに行った際にお腹の調子を崩し、その時に乳酸菌で発酵した飲み物を飲んだところ、みるみるうちに元気になったことがはじまりです。
三島海雲が日本に帰ってきたときに美味しくて体も元気になるものを提供したいという思いからできたのが「カルピス」です。

― 意外や意外、モンゴルで出会いがあったんですね!知りませんでした!

愛され続ける「カルピス」の魅力

― モンゴルでの出会いからカルピスが誕生し100年以上の長い歴史がありますが、おいしさの秘密を教えてください。

山本さん:おいしさの秘密は乳酸菌と酵母からなるカルピス菌による2回の発酵です。生乳から脂肪分を取り除いたものにカルピス菌で1回目の発酵を行います。この時に乳酸菌が働きカルピスの酸味が作られます。その後砂糖を加えて2回目の発酵を行います。この時にカルピスならではの芳醇な香りが作られます。この乳酸菌と酵母で2回発酵することでカルピスの唯一無二の甘ずっぱいおいしさが作られます。この製法は誕生以来ずっと守り続けている製法です。守り続けているからこそ、カルピスの甘ずっぱい爽やかなおいしさは世代を超えて笑顔の輪を広げることができると考えています。

― 製法を守り続けているからこそ幅広い世代に長く愛され続けているんでしょうね。
この製法にたどり着くまでに大変だったことはありますか?



山本さん:乳酸菌で発酵させるとどうしても酸味が強くなってしまい、なかなかうまくいかない部分はありました。砂糖を加えて置いてみたところ、酵母が増えてまろやかな、フルーティーな香りが出てきて今のカルピスの元ができました。乳酸菌も酵母もいろいろな種類があるので、研究に研究を重ねて今のカルピスができました。基本的な製法は100年前から変わっていません。

― 試行錯誤を重ねて今のカルピスがあるんですね!そのほか、こだわりポイントはありますか?

山本さん:安心品質も魅力の1つです。国産の生乳を原料に発酵という自然製法でつくった安心品質にこだわっています。 うすめてつくる点も魅力の1つです。いろいろなアレンジをして楽しんでいるお客様がたくさんいらっしゃいます。買い物がラク、冷蔵庫の場所をとらないのがいいといった声も頂いています。また、最近の研究では親子で一緒にカルピスをつくるということが親子間のコミュニケーションを深め、お子さまの心の成長に良い効果があることが大学との共同研究で分かってきました。

― すごい!研究結果が出ているんですね!相手を想ってつくることも心の発達になりそうですよね。

意外と知らない?パッケージの秘密

― 水玉模様のパッケージですが、こちらも味と一緒で定番なイメージがあります。こちらも昔から変わっていないですか?

山本さん:当初は青地に白の水玉模様でした。カルピスが生まれたのが7月7日なので、七夕にちなんで天の川をイメージして、青地だったんです。 その後、カルピスは爽やかな美味しさがあるので白地に青の水玉にリニューアルをして、現在まで続いています。

― 7月7日生まれなんですね!星には気づいていましたが、よく見ると天の川ですね!誰かに教えたいです!

おすすめ!希釈カルピスの割合、黄金比率!

― 家中需要も高まり、薄めて楽しむ希釈タイプのカルピスもまだまだ根強い人気があるとお聞きしました。お家で楽しめる、おいしく飲む作り方を教えてください!

山本さん:水割りはカルピス1:水4をおすすめしています。炭酸割りやお湯割りの他、牛乳割りもおすすめです。とろーりとした食感で濃厚な味わいを楽しめます。牛乳が苦手なお子様に楽しく牛乳を飲んでもらうためにちょっとだけ「カルピス」を入れているお客様もいます。希釈して飲むだけではなく、ヨーグルトやかき氷にかけたり、フルーツを入れてアレンジをしたり、お菓子やお料理の隠し味として使ったりと様々な使い方が出来るのがカルピスの特長です。アレンジレシピはホームページや商品パッケージでご紹介しています。

― 山本さんのおすすめの飲み方はありますか?

山本さん:カルピス1:炭酸水4の炭酸カルピスがおすすめです!でもやっぱり好みに合わせて調整いただくのが一番良いかと思います。 寒い時期には、ココロとからだが温まるカルピスのお湯割りもおすすめですよ。

― 自分好みに調整できるところが良いですよね!
そのほか、アサヒ飲料はたくさんの商品がありますが、子どもにおすすめしたい商品はありますか?

山本さん:カルピスの他にお子様におすすめしたいのは「カルピスソーダ」です。 「カルピスソーダ」は「カルピス」のおいしさ、安心品質に加え、カルピス®ならではのきめ細かい泡のやさしい炭酸飲料であることが特長です。心地よいのどごしは炭酸デビューするお子様におすすめです。
― 確かにカルピスソーダは微炭酸ですね!炭酸があまり得意ではない方や子どもでも飲みやすいですね!


― カルピスはお子さまがいる家庭だけでなく、両親・義両親や親戚にも喜ばれそうですね!お家でゆっくり自分で飲む用にも良いかもしれません。最後に、山本さんからmamaco withユーザーへエールをお願いします。

山本さん:「カルピス」は愛され続ける甘ずっぱいおいしさを守り続けるだけではなく新しいことにも挑戦しています。 その1つが今年4月に発売した「PLUSカルピス」です。おいしさに加えてよりカラダに良いものもお届けしたいと考え、3種類の機能性表示食品 免疫サポート、睡眠・腸活ケア、体脂肪ケアを展開しています。お子様は「カルピス」、親御さんは「PLUSカルピス」でカンパイのような楽しみ方をしていただけると嬉しいです。「カルピス」はお客様一人ひとりの心とカラダをすこやかにして、「ピースな世の中」を広げていきます。



おいしいだけではなく、心とカラダがすこやかになる「カルピス」ギフトを大切な人へ贈りませんか?

教えてくれた人

山本 進太郎さん

〈アサヒ飲料〉マーケティング部
アサヒ飲料