きょうだいや友人からのうれしい出産報告。でも悩ましいのが「出産祝い」ですよね。どんなものが喜ばれるの？金額の相場は？贈るタイミングは？マナーは…？
今回はそんな、まわりの人にも聞きにくい「出産祝いのアレコレ」をまとめました。最低限のマナーと選び方のポイントをおさえておけば、より一層喜んでもらえるはずです。後半ではおすすめのギフトもご紹介します。

タブーをおかさないために。出産祝いの基本マナーを確認しましょう

◆出産祝いの目安
まずは、一般的な金額の相場を知っておきましょう。親戚といっても普段から付き合いがある人もいれば、逆に何年も会っていない人もいて、人によって関係はさまざま。以下を目安として、お相手との付き合いの深さで上下してもいいでしょう。

【関係ごとの相場】
いとこへ　5,000〜10,000円程度
甥や姪へ　10,000〜20,000円程度
兄や姉夫婦へ　10,000〜30,000円程度
弟や妹夫婦へ　20,000〜30,000円程度
上司や先輩へ　5,000〜10,000円程度
同僚や部下へ　3,000〜10,000円程度
友人へ　3,000〜5,000円程度

友人やお仕事関係の知り合いが出産した場合は、総額を決めて贈る人数で割るケースも多く見られます。双子ちゃんの場合は、上記の1.5〜2倍の金額が相場となります。 また、結婚式のお祝いでは割り切れる2万円は縁起が悪いとされ、マナー違反になりますが、出産祝いに贈る金額は偶数でも構いません。しかし4万円と9万円は避けてください。「死」や「苦」を連想させる数字なので、出産祝いではタブーとされます。

◆贈るタイミング
生後1週間くらいから、お宮参りをする生後1カ月後くらいまでに贈るのが一般的です。病院を退院してから2〜3週間はママの体調を整える時期が必要です。母子が退院しているか、健康であるかを確認してから贈るようにしましょう。
そして心に留めておきたいのが、「出産は命がけの行為」であるということ。もしもということがないわけではありません。赤ちゃんが無事生まれたことをお祝いするものですから、出産を終えてから贈りものをするのが適切です。

◆贈るときの注意点
ママと赤ちゃんの負担を考えると、出産祝いは配送で贈るのがベスト。品物を直送した後、相手が落ち着いた頃にお会いしてお祝いを述べても失礼にはあたりません。贈る側としても、ネットショッピングを利用するなど工夫できるので、タイミングを逃さずにすみます。
自宅へ伺う際も、相手の都合のよい日時、当日の体調確認をするのは当然のマナー。育児で疲れているママを気遣い短時間で切り上げ、長居しないように注意しましょう。家に上がったら手を洗わせてもらうなど衛生面でも配慮が必要です。幼児を連れて行くのも避けたほうが無難。赤ちゃんをさわったり抱っこしたりは、すすめられない限り遠慮します。

◆喜ばれる出産祝いギフトは？
ギフトは、赤ちゃんのいる生活を考えて選びましょう。身内の方の場合はブランドのベビーカーがよく選ばれます。大きめのベビー用品をプレゼントしたい場合には、すでに用意してあるか事前に聞いておくと安心です。
友人知人の場合は、たくさんあっても困らないベビー服やスタイが人気。ただし、性別やパパママの趣味などを意識して選ぶようにしましょう。自分ではなかなか買わない、少し贅沢なブランドのベビー服も喜ばれます。その場合は気をつかわせないよう、友人数名で贈るのがいいですね。
また、少し大きくなってから使えるおもちゃ、絵本も好まれます。上質な木製のおもちゃなど、自分では買わないようなものが好評。最近は必要なものを選べるベビーカタログギフトも人気です。

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