2020.10.19

[管理栄養士監修]赤ちゃん初めてのハロウィン♪ 手づかみ食べに挑戦!

Recipe

今回は離乳食で作る可愛いハロウィンメニューのご紹介です。
今月から離乳食のステージはカミカミ期(9~11カ月)になります。カミカミ期の赤ちゃんは口の使い方がだいぶ上手になり、歯茎でつぶせるバナナくらいの固さのものが食べられるようになります。食材やメニューの幅も広がりますね。
とはいえ、急に固いものばかりでは赤ちゃんは疲れて丸のみすることを覚えてしまいます。柔らかいものと合わせながら、少しずつ慣れていきましょう。
まだ内臓は未発達なので、塩分と油分については十分気をつけてあげてください。

また、この時期からぜひおすすめしたいのが、「手づかみ食べ」。
赤ちゃんが自分で手を伸ばして食べようとする行為には手指の機能や五感の発達を促したり、自分の一口に入る量やペースを覚えるなど、発育面のメリットがいっぱい!

赤ちゃんが食べ物を手でつかむ姿は思わず止めてしまいそうになりますが、これこそ体と脳の発達を促すチャンス! ゆでたスティック野菜やおやきなど手でつまめるおかずを用意し、どんどんチャレンジさせてあげましょう。


手づかみ食べが楽しくなる!
ハロウィンかぼちゃおやき

材料(作りやすい量)
かぼちゃ(茹でて潰したもの)20g
鶏ささみ20g
豆腐10g
小麦粉15g
スライスチーズ(飾り用)適量
ブロッコリー適量
にんじん適量
作り方
  1. にんじんとブロッコリーは3㎝ほどのスティック状に切り、柔らかくなるまで茹でる。
  2. 鶏ささみは茹でて細かくみじん切りにする。
  3. ささみ、かぼちゃ、豆腐、小麦粉をよく手で混ぜ、クッキングシートの上に成型する。
  4. 3.のクッキングシートをそのままフライパンにのせて、弱火でひっくり返しながら7分ほど焼く。
  5. スライスチーズでハロウィンかぼちゃの顔を作り、④にのせる。
    ※スライスチーズは塩分が強いので、使用は少量にしてください。
  6. 器に5. 1.を盛り付ける。
ポイント

形が崩れやすいので、焼くときはあまり動かさないでじっくり火を通してください。



かぼちゃにトマトの酸味が加わったさわやかポタージュ
オバケがゆとかぼちゃトマトポタージュ

材料(作りやすい量)
かぼちゃ(茹でて潰したもの)大さじ1
トマト1/8個
野菜スープ大さじ1野菜スープレシピはこちら»
豆乳少々
5倍がゆ90g
海苔(飾り用)少々
にんじん(飾り用)少々
茹でブロッコリー(飾り用)少々
作り方
  1. トマトは皮をむき、みじん切りにする。小鍋に野菜スープ、トマトを入れ、ひと煮立ちしたら、かぼちゃと豆乳を加え、ふつふつとしてきたら火を止める。
  2. 5倍がゆをオバケの形にして器に盛り、海苔とにんじんで飾りつけをする。横に1.のポタージュを流し、ブロッコリーを飾る。

カスタードにリンゴの自然な甘みを絡めたデザート
リンゴカスタード

材料(作りやすい量)
リンゴ(柔らかく煮たもの)1/8個
カスタードクリーム大さじ1※
※カスタードクリーム(作りやすい量)
〇牛乳150㏄
〇卵黄1個
〇小麦粉大さじ1
作り方
  1. 柔らかく煮たリンゴを飾り用に少しとっておき、残りをみじん切りにする。
  2. カスタードクリームを作る。ボウルに卵黄、小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまでよくすり混ぜ、ダマにならないように牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。
  3. 鍋に1.を移し、弱火にかけ、ふつふつと湧いてとろみがついてきたら、さらに1分ほどよく混ぜながら煮る。
  4. 1.のリンゴのみじん切りと③の大さじ1を和えて器に盛り、飾り用のリンゴをのせる。
  5. ※残ったカスタードは冷凍保存できます。砂糖やはちみつを加えて大人のデザートに応用しても◎。

    成長別:離乳食アレンジ参考例

    ごっくん期:5~6カ月
    • かぼちゃ豆乳ポタージュ
    • すりおろし煮リンゴ
    モグモグ期:7~8カ月
    • かぼちゃとささみのおかゆ
    • リンゴの豆乳クリーム和え
    パクパク期:12~18カ月
    • お化け軟飯おにぎり
    • かぼちゃとトマトのポタージュ
    • かぼちゃ型の鶏挽き肉と豆腐のハンバーグ、スティック温野菜
    • リンゴカスタード(カスタードに少しだけお砂糖で甘味をつけても◎)
    モグモグ期までは形作るのが難しいので、器や敷物でハロウィンの雰囲気を出してあげてくださいね。
    マンネリ化しがちな離乳食ですが、盛り付けや型などで少し変化をつけてあげることで赤ちゃんも「食べてみたい!」という意欲がでてきます。
    ハロウィンは良い機会です。無理せず、できる範囲でアレンジを楽しんでください!

清水季代(しみずきよ)

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスペシャリスト
子どもの食育コンサルタント「せたがやはらぺこだん」代表

保育園栄養士の経験から、旬の食材を使いバランスよく優しい味つけで子どもが喜ぶ料理を得意とする。一児の母。