ジンはスピリッツの一種なのですが、【スピリッツ】と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
スピリッツとは「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」など蒸留酒のことを指します。広い意味で言えば、ウイスキーやブランデー、焼酎もスピリッツとなり、ビール状のものを蒸留すればウイスキーになり、ワインを蒸留すればブランデーになります。
特に先ほど挙げた4種類は世界四大スピリッツと呼ばれています。

ここで簡単に世界四大スピリッツをご紹介します！
①ジン：大麦麦芽やトウモロコシなどの穀物を糖化、発酵、蒸留。その後ジュニパー・ベリーやボタニカル（草根木皮）を加えて再蒸留した無色透明のお酒のこと。香りが良く「飲む香水」と呼ばれています。マティーニをはじめとするカクテルベースにも使われ、広く愛されています。
②ウォッカ：ロシア、アメリカをはじめ東欧、北欧などで作られている蒸留酒。穀物やジャガイモなどの芋類を糖化、発酵、蒸留した後、白樺などの活性炭で濾過し雑味成分を取り除いたクセのない蒸留酒です。
③ラム：カリブ海西インド諸島生まれ。サトウキビの糖蜜や搾り汁を発酵、蒸留。カクテルベースの他、製菓用としても幅広く使われています。風味によって「ライトラム」「ミディアムラム」「ヘビーラム」、色によって「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」に分けられます。
④テキーラ：メキシコを原産地とする蒸留酒。ブルーアガヴェを糖化、発酵、蒸留してつくられます。注目を浴びるようになったのは、1949年テキーラベースのカクテル“マルガリータ”が全米カクテルコンテストで優勝。その後1968年のメキシコ五輪でメキシコ文化とともに輸出量を伸ばしていきました。他の3種類に比べると世界への広がりは遅かったものの、
今では世界四大スピリッツとして愛されて続けています。