答えてくれたのはこの人
商品部 広報・宣伝室
室長 川井佳菜子さん
もくじ
01. アンリ・シャルパンティエの始まりは小さな喫茶店から 02. 看板商品の「世界No.1のフィナンシェ※」のこだわりとは 03. 夏限定「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」入りアソートを今年も 04. ボリュームたっぷり!多彩な焼き菓子のアソートもおすすめ※2019年10月1日〜2020年9月30日のプレーンフィナンシェ販売金額。イプソス株式会社調べ(2021年に直近年度の調査を実施)
アンリ・シャルパンティエの始まりは小さな喫茶店から
―おなじみではありますが、改めて〈アンリ・シャルパンティエ〉の紹介からお願いします。
川井さん:〈アンリ・シャルパンティエ〉は1969年(昭和44年)、兵庫県芦屋市で27坪の小さな喫茶店としてスタートしました。喫茶テーブルや布張りの椅子は船の内装を手掛けていた工作所に依頼し、コーヒーカップは店名ロゴ入りのノリタケのオリジナル、中央には生け花を飾るなど、目指したのは“最高の空間”。サラリーマンが喫煙する場というイメージが強かった喫茶店のイメージを覆す外観と内装は、現代のカフェの先駆け的存在といえると思います。
―どんな経緯やきっかけで創業したのでしょうか?
川井さん:先代の社長が創業前に働いていたレストランで、「クレープ・シュゼット」の幻想的な青い炎の向こうに揺らぐ、お客様の驚いた顔を見て衝撃を受けたのがきっかけです。その感動を多くの皆様に伝えたいという思いで、自ら喫茶店を開業しました。店名は、クレープ・シュゼットを考案したフランス人パティシエ「アンリ・シャルパンティエ」に敬意を表して付けられたそうですよ。
川井さん:現在は国内外100店舗を運営していますが、「お客様の大切な瞬間のために、ひとつひとつ。」のブランドメッセージのもと、創業から約56年が経ったいまでも変わらないお菓子づくりの基本を大切に、お菓子で世界中の人たちへ感動をお届けすることを使命として、果てしない可能性を追い求めています。
看板商品の「世界No.1のフィナンシェ※」のこだわりとは
―そんな〈アンリ・シャルパンティエ〉を象徴する商品をひとつ挙げるとすると、何になるのでしょうか。
川井さん:発売から約50年を迎えた「フィナンシェ」ですね。“世界で最も売れたフィナンシェ※”でして、過去8年連続でギネス記録も獲得した、アンリ・シャルパンティエの看板商品です。
※2019年10月1日〜2020年9月30日のプレーンフィナンシェ販売金額。イプソス株式会社調べ(2021年に直近年度の調査を実施)
―自慢の味わいのポイントはどこに?
川井さん:大きなこだわりポイントはふたつあります。まずはバター。乳製品メーカーにご協力いただき、北海道 根室・釧路地区の生乳を使用してフランス伝統の前発酵製法(生乳から分離させたクリームの段階で乳酸菌を添加して発酵させる製法)でつくった、当社専用のバターを使用しています。
川井さん:もうひとつはアーモンドです。使用しているのは、甘みのあるマルコナ種と香り豊かなフリッツ種という2種類のカルフォルニア産アーモンド。豆の酸化を防ぎ、香りを引き立てるため、つくる直前に自社でブレンドしてパウダーにし、10分以内に生地に混ぜ込んでいます。
―専用バターに2種のアーモンド。こだわりの強さが表れていますね。
川井さん:弊社では職人のことをパティシエではなく「シェフ」と呼んでいますが、2023年に行われたスイーツの世界大会で16年ぶりに第1位を獲得した日本チームの団長を務めたのが〈アンリ・シャルパンティエ〉のシェフでした。フィナンシェに使うアーモンドの選定もそのシェフが関わっていて、そういう高い技術力を持ったスタッフがおいしさを支えているんです。
夏限定「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」入りアソートを今年も
―では、お中元ギフトのおすすめアイテムの紹介をお願いします。
川井さん:まずはこちら、毎年ご好評をいただいているフルーツたっぷりの夏限定ゼリーが入った「テリーヌ・ドゥ・フリュイアソート」です。
川井さん:「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」は、その名のとおりフランス料理のテリーヌを思わせる、ひとつに2種類の果実を詰めた宝石のようなゼリー。LLボックスは、今年の新作2種を含めた6種入りです。昨年までは一部のフレーバーを除いて洋酒を使用していましたが、小さなお子様などより多くの皆様にお楽しみいただけるよう、今年は洋酒を抜いてリニューアルしました。
川井さん:果実の断面を生かしながら、最も美しく見えるように色合いやバランスを考え、シェフがひとつひとつ手作業でフルーツを詰めています。大ぶりな果肉がゴロゴロと入っているので、果実感もたっぷりとご堪能いただけますよ。
ーみずみずしく、夏にぴったりの涼しげな見た目ですね。
川井さん:よく冷やしてから皿に出し、目でも楽しみながらお召し上がりください。もちろんそのまま食べていただくのがまずは一番ですが、ソーダとあわせてフルーツポンチのようにしたり、いろいろな楽しみ方もできますよ。大人の楽しみ方として、お酒と割るのもおすすめです。
―このアソートには他にも、〈アンリ・シャルパンティエ〉の定番焼き菓子が3種類入っていますね。
川井さん:はい。LLボックスには「フィナンシェ」と「マドレーヌ」が6個ずつ、そして「プティ・ガトー・アソルティ」が9個入っています。
創業当時から販売されるマドレーヌは、変わらぬレシピと味わいで愛され続けている、フィナンシェと並ぶ代表商品。旬の時期に収穫した瀬戸内産レモンの果汁を使った香り高く爽やかな味わいが特徴で、コクのあるフィナンシェとの違いもお楽しみいただきたいですね。
川井さん:色とりどりで華やかな、ひとくちサイズの焼き菓子「プティ・ガトー・アソルティ」は、こちらもずっと愛されている定番人気商品。フランボワーズやピスタチオなど8種の味わいを楽しめます。
ボリュームたっぷり!多彩な焼き菓子のアソートもおすすめ
川井さん:もうひとつのおすすめアイテムが「アンリ・コレクション」。こちらは一番小さいSSボックスになります。
川井さん:先ほど紹介した「フィナンシェ」「マドレーヌ」「プティ・ガトー・アソルティ」に加え、2種の「ラング・ド・シャ」、そして昨年発売された「ティケティケ」も入っています。アンリ・シャルパンティエの焼き菓子のすべてが味わえる、そんなアソートですね。
―このボリュームでSSボックスというのも驚きです!
川井さん:いろいろな味を楽しんでいただきたいという思いを込めています!ちなみにパッケージデザインも今年2月にリニューアルしました。少し光沢を持たせて陰影をつけ、より高級感を出しましたので、さらにギフトにふさわしいものになったのではと思います。
―王道感がさらに強まりましたね。では最後にお客様へのメッセージを!
川井さん:自慢のフィナンシェや華やかな「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」は、受け取った側もきっとうれしい、間違いのないギフトだと思います。“ここぞ”という場面や大切な方へのギフトに選んでいただけたらうれしいです!