もくじ
01. 老舗〈加島屋〉の歴史、そして大切にしていること 02. “お母さんの愛情”が生んだ、看板商品「さけ茶漬」 03. 手軽に味わえるセットをネットショッピング限定で 04. おいしさに感動!スタッフが実際に食べてみました!老舗〈加島屋〉の歴史、そして大切にしていること
迎えてくれた加島屋の皆さん。左から、株式会社加島屋 営業推進部 部長 戸川さん、常務取締役 生産本部長 岡田さん、取締役生産本部副本部長 浅地さん、営業推進部 課長 松尾さん。今回は岡田さんにお話を伺いました。
ーまずは〈加島屋〉の歴史や成り立ちを教えてください。
岡田さん:弊社の創業は安政2年(1855年)。ここ新潟の地で、信濃川や阿賀野川で獲れる鮭や鱒を使った塩干物を扱う小さな商店としてスタートしました。以来、「正直 親切 感謝」の社是のもと、真の美味しさを追求してお客様に商品をお届けしています。
―ブランドとして大切にしているのはどんなことですか?
岡田さん:大切にしているのは「自然の恵みへの感謝」です。私たち人間は、動物や植物、魚介類など自然が育んでくれた天の恵みを食べて生きていますから、ありがたいと思う気持ちを忘れることなく、海の幸や山の幸を材料にして真心を込めて商品を製造しています。
“お母さんの愛情”が生んだ、看板商品「さけ茶漬」
ー加島屋の看板商品といえば「さけ茶漬」。誕生の経緯や込められた思いなどを聞かせてください。
岡田さん:「さけ茶漬」が誕生したのは昭和34年(1959年)のことです。当時、食事をとる時間もないほど忙しく働いていた弊社4代目社長の加島長作の姿を見て、その母親が息子を思いやり、短時間で昼食をとることができるように焼いた鮭の中骨から身をスプーンで取っておかずにしていたそうで。それをヒントにして、半世紀以上続く弊社の看板商品「さけ茶漬」が考案されました。
―心温まるエピソードですね。
岡田さん:「さけ茶漬」は子供を思う“お母さんの愛情”から生まれた、真心が詰まったものなんです。加島屋の原点とも言える商品ですし、いまもその初心を忘れることなく、手間を惜しまず丁寧な商品づくりを続けています。
―素材や製法などには、どんなこだわりがあるのでしょうか。
岡田さん:使用しているのはキングサーモンです。品質を極めたキングサーモンを求めて、弊社は平成2年(1990年)にカナダに養殖会社を設立しました。そこで自然に近い環境で卵から大切に育てられた、カナダのオーガニック認証を取得したキングサーモンを材料として使用しています。
岡田さん:製法は至ってシンプルです。キングサーモンに丁寧に塩を塗り込んで低温で1ヶ月熟成させたあと、職人の手で切身に。じっくりと焼き上げ、熱いうちに手作業で皮や小骨を取り除き、身をほぐして瓶に詰めます。添加物なども一切使用していないので、脂ののったキングサーモンの旨味はそのまま。最大の特徴である『ふわっと』『しっとり』した食感も、旨味たっぷりの味わいも、機械に頼らずに手作業にこだわっているからこそ生み出せていると言えますね。
―たしかに、今回工場を見学させていただき、手を動かしている従業員さんの多さに驚きました。
岡田さん:塩加減は熟練の職人が原料の鮭の個体差や毎日の気候に合わせてコントロールしていますし、ほぐす作業も人の手で20分ほどかけて丁寧に行っています。常に私たちの求める味を生み出すために、納得のいく仕上がりになる機械と出会わない限り、手づくりにこだわり続けますよ。
―“お母さんの愛情”を原点にした商品ならではですね。
岡田さん:もちろん、素材や製法へのこだわりは「さけ茶漬」に限った話ではなく。例えば人気商品の「いくら醤油漬」は、北海道産沿岸で漁獲される秋鮭を現地で吟味し、その卵を丁寧にほぐして醤油・清酒などに漬け込んだもの。原料の段階からきれいな水を使うことで雑菌を抑制し、添加物に頼らずに保存ができるようにしたのもポイントですね。手間も時間もかけて安心・安全な商品をつくること、それは、すべての商品に共通する弊社の大切なこだわりです。
手軽に味わえるセットをネットショッピング限定で
ー今回は、そんな自慢の味を手軽に堪能できるセットを、ネットショッピング限定でご用意いただきました。
岡田さん:はい。2024年10月に登場した「減塩さけ茶漬/減塩いくら醤油漬セット」です。
岡田さん:冷凍にすることで、賞味期限を保ちながら減塩を実現しました。素材や製法は変えずに塩分のみを減らしているので、「さけ茶漬」の独特の食感やいくらのプチッと食感はそのまま、素材本来の旨味をより深く味わえます。解凍するだけで、フレッシュな味わいを手軽にお楽しみいただけますよ。
ーおすすめの食べ方も教えてください。
岡田さん:やっぱり、シンプルに炊きたての白いご飯にそのままのせるのが一番です!『ふわっと』『しっとり』の食感がより食欲をかき立て、キングサーモンの良質な脂の旨味もダイレクトに味わえます。あとは“ご褒美ご飯”として、2種類をいっしょにご飯にのせて、贅沢な「さけいくら丼」として堪能するのもおすすめですね。
ーおいしそうです!では最後に東急百貨店のお客様へメッセージをお願いします。
岡田さん:加島屋の根幹にあるのは、母親の愛情を思わせる商品づくりです。弊社創業者の母が息子を思う愛情から生まれた「さけ茶漬」を贈ることで、先様を思う気持ちもいっしょに贈られてはいかがでしょうか。大切な方への贈り物に、ぜひ加島屋の商品をご利用ください。
おいしさに感動!スタッフが実際に食べてみました!
製造現場を見ていたら、もう食べずにはいられなくなってきて…新潟駅にほど近い加島屋本店へ走り、今回ご紹介した「減塩さけ茶漬/減塩いくら醬油漬セット」を家族分購入しました!
帰宅後、炊きたての白いご飯の上に贅沢に相掛けで食べてみたところ…みんな感動!「さけ茶漬」は柔らかくしっとりとしていて、ほどけるような繊細な食感でご飯との相性抜群。塩味も感じますが、それ以上にさけの旨味を堪能できます。「いくら醤油漬」も、上品ながらいくらの旨味を強く感じられる絶品の味わい。醤油は”味付け”の役割でしょっぱい感じはなく、これまたご飯がすすみます。
わが家の中学生の長女はおかわりをねだり(泣く泣く私の分をちょっぴりお裾分け…笑)、さけおにぎり好きな小学生の次女も目がキラキラ。余計な添加物を加えない、品質にこだわった製品づくりを目の前で見てきただけに、子どもたちにも安心して食べさせることができました。ちょっぴり特別な日の贅沢品や日頃のご褒美として、またリピート買いします!