2021.10.11

男性育休=都市伝説?

Column

皆さんの周りには、男性育休の取得経験者がどれくらいいらっしゃいますか?
男性育休の取得率は、夫が初めて取得した2016年には3.16%でしたが、2020年には12.65%と大きく上昇しています。(出典:厚労省「令和2年度 雇用均衡基本調査」)

これまで取得が進まなかった背景には、周囲が忙しいなか意思表示しづらい・上司の理解が得られない・収入減への懸念等の複合的な要因があります。
しかし、そもそも身近に事例が少なく「男性育休=よく分からない存在」であることも一因ではないでしょうか。
この5年間「夫が育休を取った」という話をすると、取得の意義・期間・過ごし方等のリアルを知りたいと何度も質問攻めにあいました。
そして「夫が取れたのなら、ぜひ自分も」と取得に挑戦する同僚や後輩が周囲にどんどん増えていきました。
まだまだハードルの高い制度ですが、普及に向けてまずは取れる職場環境の人からチャレンジすること。
そしてその経験を周囲に発信していくことが大切だと考えています。
取得経験者が増えるほど取得パターンの多様性が増し、後の道は太くなります。
 
一時的に職場を離れることで、業務の生産性向上・属人化解消・脱長時間労働等の効果が期待される男性育休。
今はまだ珍しい存在ですが、息子たちが社会人になる頃には「親が僕らの年の頃は、男性育休は取らないのが当たり前だったらしいよ。信じられないよね」と言われるような世の中に。
理想論ですが、現役世代の我々1人1人の行動で道を作っていきたいものです。

みみたぶタレ代

そこそこいい感じのワークライフバランスに向けてPDCAを回す、両実家遠方の共働き総合職妻。「お父さん2人・お母さん2人」を合言葉に仕事も家事育児も折半。バリキャリとゆるキャリの境目で日々奮闘中。

ワーママ登山、そろそろ3合目!