ビスケット

生まれも育ちも渋谷の元箱入り娘→今はおしゃまな5歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2021.10.16

私の出産エピソード②無痛分娩は優雅?!産院チェックインから麻酔の処置まで

Diary

こんにちは!ビスケットです。

前回は無痛分娩のメリット・デメリットをご紹介しましたが、今日は入院と無痛分娩の麻酔処置についてお伝えしたいと思います。


私が出産した産院は、新生児に必要なものや産後の下着なども含め、必要なものは院が用意してくれていたので、荷物はかなり少なめ。お気に入りのワンピース型の妊婦服を着て、タクシーで一人産院へ。まるで休暇にホテルへチェックインするような余裕ぶり~♪

…というのが、私の理想でした。

しかし!!!
一人目の出産時は、出産予定日の数日前に突然陣痛が来たので、大慌て。
寝起きにすっぴん、ボサボサの髪に、ほぼパジャマ状態でタクシーに乗り込みました。
無痛分娩とはいえども、油断はせずに、臨月に入った時点あたりに出産準備をしておいた方がよいという教訓を得ました(苦笑)。

二番目の子の時は、一人目の教訓を活かし、早めに準備。妊娠期間中も順調だったため、イメージしていた通りの優雅なチェックイン(=入院)をすることができました!
全室個室の産院だったのですが、二回目の利用ということで、広々とした特別室へ無料アップグレード!本当にホテルのようですね。

産院内もとても静かで、ドラマなどで見るような、他の妊婦さんの陣痛中の雄叫び(!)が聞こえてくることもなく、とにかく終始穏やか。助産師さんや看護婦さんも天使のように優しいし、病院食も味付けにこだわった絶品で、アメニティはオーストラリアのオーガニックコスメ…。本当にホテルステイしているかのような快適な入院生活を送ることができましたよ。

産院選びに重視したこと
無痛分娩ができる産院には、豪華な食事やヨーロッパ調の内装を売りにしたキラキラしたところもありますが、私は見た目よりも設備と居心地の良さを重視しました。採光をうまく取り入れたインテリアで、病院特有の無機質な冷たさや暗さを感じず、木目調の家具のお陰でぬくもりのある落ち着いた雰囲気。
派手さはないものの、病院の機能性と清潔感があるところを選び、結果、とても居心地のよい空間だったなと思っています。

もちろん検診の時も緊張することもありませんでした。受付のコンシェルジュの方の対応も素晴らしく、サービスの面でもきめ細やか。時にナーバスになりがちな出産という一大イベントですが、安心して過ごすことができたと思います。

病院は、もちろん医療を提供し、命を守るという使命が第一の場所。それ故に、特に大きな病院などでは医療面では満足度が高くてもサービス面での対応に満足しきれないということがあるかもしれないと感じていた私(あくまで個人の印象ですが…)。

ただ、出産に関しては、定期検診を含めて長いお付き合いになりますよね。私の出産した医院では、医療とは別にソフト面でも対応をしてくれるコンシェルジュの方がいました。このコンシェルジュさんを通して、助産師さんや看護師さんにも細かいことを相談しやすかったのも、産院選びの決め手になりましたよ。

なお、大学病院とも提携していたので、何かあった場合の医療面での不安もありませんでした。母子の状態によっては大学病院への転院や帝王切開などの可能性などもあるので、それは覚悟の上で、日々の体調管理に気をつけて過ごしていた妊婦期間。もちろん、どんなに気をつけていても出産は何が起るのかわかりませんので、万が一の転院や搬送などを考え、NICUなどの新生児の設備のしっかりしている大学病院を選ぶのも、選択肢の一つだと思います。


いよいよ出産へ
入院の話に戻りますが、一人目の時は、朝から“ひどい生理痛”くらいの痛みがあったのですが、初めてなのでこれが陣痛かどうかよく分かりませんでした。
病院に電話をすると「すぐ来るように」と言われ、慌ててパジャマ姿のまま病院に向かいました。

ギリギリ絶えられる程度の痛みを感じながら、夕方頃には子宮口が3cmまで開き、いよいよ無痛分娩の麻酔を打つことに。ちなみに、私は順調にお産が進んだようで、促進剤や子宮口を開くためのバルーンの処置は必要ありませんでした。

でも、子宮口がたった3cm開いた段階で脂汗が出る程だったので、子宮口10cmなんて想像を絶する痛みなのだろうと思い、ひたすら医学の力に感謝し続けていましたよ。

ちなみにこちらの医院では、自然な陣痛を待つ方法と、完全に計画分娩にする方法が選べました。これは、しっかり医師と相談し、ご自身のライフスタイルに合った方法を選択するのが良いと思います。
とはいっても、陣痛がいつ来るのかは「神のみぞ知る」なので、完璧な計画分娩はないという心構えは必要ですね。


麻酔の処置
お産の痛みを取るための麻酔、「硬膜外鎮痛法」については、院長先生から事前に丁寧な説明を受けていたので、実際あまり不安はありませんでした。
初めて手術台に乗ったので、多少の緊張はありましたが、実際麻酔を打つときは、横向きに寝て、背中にちくっと管を入れるだけ。一瞬の出来事で、あっという間に処置は終わり、拍子抜けしてしまいましたよ。

その後、ウソのように陣痛はすぐに収まり、処置室からモニタールームに移りました。

子宮口の開き具合によってはバルーンを使う場合もありますが、これも麻酔が効いた状態での処置になるようなので、大概痛みも違和感もないとのことです。

前述の通り、一人目の出産はバタバタとした入院&出産となりましたが、今考えれば、軽い陣痛を経験できて、促進剤やバルーンも使わずに難なく出産することができたので、理想的な出産だったかなと思っています。
また、下の子の時は、計画通りで余裕があったため、まさに自分の今のライフスタイルに合う出産になりましたよ!

こうして大きな問題もなく、無事に出産ができたのも、選んだ産院と相性がよかったお陰。もちろん医療的な機能面はしっかり検討しつつ、最終的にはご自身の居心地の良さや安心できるかなど、ソフト面を重視して産院を選ぶのもいいかもしれませんね!

次回は、入院中の様子についてお伝えできればと思います♪