シチ

小学4年生と3歳の6歳差男児ママです。クリエイティブ全開の繊細な9歳と、弁の立つ3歳とドタバタ暮らしております。

2021.11.16

早生まれの一年生には魔法の”マイナス8か月”

Diary

こんにちはシチです。
新一年生の長男。早くも学校は後期に入り、二年生になる準備期間に入りました。

息子は二月生まれの現在6歳9か月。早生まれは保活には不利なので苦労しましたが、保育園に入れてしまってからは、周りの子よりも小さくてみんなに可愛がられるし、先生からは手厚くケアしてもらえておいしいじゃーんとすら思っていました。
年中くらいになった頃でしょうか。本人から「みんなよりできない」「みんなよりちいさい」という言葉がよく出るようになったのです。
元来負けず嫌いな性格の息子。自分が周りの子よりできないことが多いということを卑屈に感じ始めているようでした。
親としては「そんなことないよ!すごいすごい!」と常にほめてきたつもりですし、実際早生まれだからしょうがないしね~と特に気にせずやってきました。


ところが保育園では気にかけてもらえた「早生まれ」というハンディは小学校ではどこへやら。テストや通知表、体力測定などで容赦なくみんな一緒に評価されてしまいます。
とくに体力測定では、全国の一年生全体の平均に比べてあなたの子は何番目です、とでも言われているかのようにポイントをつけられ…。4月生まれの子も早生まれの子も十把一絡げに比べてなんの意味があるんでしょうか、と日本の学校教育に物申したくなってしまいました。
そう言いつつも、実は親である私の意識も変わってしまったんでしょうね。授業についていけてるんだろうか、一年生なのにこんな簡単な身の回りのこともできないで、と周りと比べて焦る気持ちが生まれてしまいました。
それが息子への態度や言葉にも出てしまい、荒れて学校へ行きたがらないこともありました。
そこで、私の中で焦りやイライラが出てきたら、頭の中で「マイナス8か月」してみることにしました。息子がもし春夏生まれだったら、今はまだ年長さんです。
年長さんなのに毎日宿題を自分でやってる。漢字も書いてる。一人で学校へ行って帰ってこられる。
そう思うと、あら不思議。必死にがんばっている息子が健気に見えてきて、ゆっくりでも着実に成長しているなと感じることができるようになりました。
(早生まれでもしっかりしている子もいますがそこはスルーで)

 早生まれの子は保活だけじゃなくお受験などにも不利で、自己肯定感を得られにくいとよく聞きます。たしかに不憫なこともいっぱいありますが、逆に考えるとワンランク上のレベルの世界で常に先取り学習をさせてもらっているようなお得さもあります。
私の知っている大人になった早生まれの人は、自分に厳しく努力家が多いような気がするのも、子供のころから周りに追いつこうとがんばってきたからかもしれません。
自分が早生まれの子を持つまでわかりませんでしたが、身の回りに早生まれの人がいたら「大変だったね…」と労いの気持ちで接するようになりました。

今は朝7時に自分で起きてきただけでも偉い偉い!と口癖のように偉いを連呼。
心なしか息子も自信がついてきたように見えます。
身支度もたまには手伝ってあげて、おおらかな気持ちで学校へ向かう背中を見送っています。