ビスケット

生まれも育ちも渋谷の元箱入り娘→今はおしゃまな5歳の娘とわんぱく2歳の息子 のママフォトグラファー・ライター。スイーツ写真が好き♪男性育休などさまざまな制度を利用しつつ、アメリカ人の夫と夫婦二人三脚でバイリンガルな子育てを楽しんでいます。

2022.05.21

欧米式で“すぐ寝る&夜泣きしない”を目指す!はずが…。我が家流「寝かしつけ」

Diary

こんにちは!ビスケットです!

ゴールデンウイークの連休中、意外と大変だったのが、子ども達の「寝かしつけ」。
娘が保育園に通うようになってから生活のリズムが整い、「寝かしつけ」は大分楽になっています。しかし、大型連休に入ると、どうしても夜ふかしに…。下の子の生活リズムも、上の子につられて狂ってくるので、夜二人を寝かせるのは一苦労です。それでも、子ども達が赤ちゃんだった頃に比べれば、やっぱりだいぶ楽になったと思います。
思い返せば、特に二人目が生まれた時、新生児と二歳の子どもの同時の寝かしつけは、壮絶なものでしたね…。

ということで今回は、長女、長男それぞれの「寝かしつけ」方法について書いてみようと思います。

流行りの子育てメソッドに翻弄された長女の「寝かしつけ」…
毎年、あらゆる子育てメソッドが出てきてはブームになりますよね。私が一人目を出産した頃は、ちょうど「フランス人の赤ちゃんは夜泣きしない」や、「イギリスのスーパーベビーシッターによる夜泣きをしない赤ちゃんの育て方」というような本がベストセラーになり、欧米式の「寝かしつけ」方法がブームに。赤ちゃんが丸くなるように抱くと泣き止むという、「○○○抱っこ」といったメソッドなども流行りましたねぇ…(遠い目)。
次々に出てくる子育てメソッドに翻弄されてきたママも多いのではないかと思います。

夜泣きをしない赤ちゃんに育てる?!
そんな私も、一人目を出産した時は、「一人寝のできる赤ちゃんにするぞ!」と意気込んでいました。
アメリカ人の夫は、幼い頃から自身の部屋が与えられていたそう。周りの国際結婚をしている友人たちも、一人寝できるように育児をしていました。また、当時の日本では前述の通り赤ちゃんの一人寝の「寝かしつけ法」がブームを迎えていたので、私もぜひ挑戦してみようと思っていました。

しかーし!泣いている赤ちゃんを放っておくことが私にはとてもできませんでした…!

そもそも布団で寝ていた私。仮に赤ちゃんが別の部屋で寝ているとなれば、赤ちゃんが泣くたびに布団から起き上がり、赤ちゃんのベビーベッドまで移動しなければなりません。それを考えたら、川の字で一緒に寝る方が楽じゃない?という結論に。
そんなこんなで、日本式?の添い寝スタイルが定着しました。

神アイテムに助けられた娘の寝かしつけ
5歳になった長女はさすがにもう一人で寝られるようになりましたが、赤ちゃんの頃は、ただひたすらパパが歌って寝かしつけていました。
寝かしつけは大変そうでしたが、寝てしまえば朝までぐっすりタイプ。これは本当に助かりました。
この頃特に重宝していたのが、産後ケアサービス中に使っていた「寝かしつけクッション」。これぞ、寝かしつけの「神アイテム」です!
クッションと一緒に赤ちゃんを抱っこして、寝たらそっとクッションごと一緒にお布団におろします。このクッションのお陰で、赤ちゃんの“背中スイッチ”を押す事なく、そのまま寝てくれるという優れもの!自宅用にも購入し、毎回娘はそのクッションの上でぐっすり眠ってくれました。

寝るのはパパのお腹の上のみ!“超パパっ子”長男の寝かしつけ
一方で下の息子は、なんと夫のお腹の上で寝るスタイル一本でした。しかも、うつ伏せで。
そう!お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、うつ伏せ寝の子に、先述の丸くなるように抱っこするメソッドや、娘の時は神アイテムとして重宝していた「寝かしつけクッション」も無用の長物に…(号泣)。
というわけで、夫の3か月の育休中、息子はお風呂に入る15分間以外はずーーーっと夫のお腹の上で寝ていたように思います!

いよいよ夫が育休を終え仕事復帰すると、私が面倒を見ていても、日中パパがいないだけでぐずりまくりの“超パパっ子”な息子。夫が帰宅時に玄関のドアを開けただけで泣きやみ、息子はそれまでのぐずりが嘘のようにパパの腕の中ですやすやと眠るのです。それはそれは幸せそうで、母乳も出ないのに、夫の父性はすごいなと感服したものです!!

寝返りが打てるようになると、ようやくパパの上ではなく布団で寝かせられるように。やっと私と添い寝ができるようになりました。

突然ママじゃないと寝なくなった息子!
そんなパパっ子だった息子ですが、1歳半過ぎから突然夜中に泣き出し、私を探すように。そのたびに私が寝かしつけしないと寝られなくなってしまいました。毎晩何度も起こされて寝不足が続いた私は、もう限界!と、どんなに泣きわめいても抱き上げずに見守るという欧米式の「cry it out」(パパは一緒のお部屋でしたが)を試すことに。
ところが、メソッド通りに実践しても息子の夜泣きは酷くなるばかり…。

寝る前のスキンシップタイムで劇的改善!
いつまでたってもスムーズには寝かしつけられなかったので、「突き放してダメなら、もう逆を試すしかない!」というわけで、寝る数時間前からぎゅうぎゅうタイムを設けることに。
布団に入ってからも、「大好き、大好き、ジュテーム、アモーレ、アイラブユー」の連発(笑)。
どれだけ息子のことが大好きか、大事な存在なのかを、寝るまでひたすら囁き続けました。

私も眠いので、しばらくすると何を言っているのか適当になり、もごもご…。すると、気持ちが入ってない!と言わんばかりのクレームが来ることも。(息子、ちゃんと聞いている!涙)
でも、ママの愛が通じて安心するのか、15分くらいでストンと朝まで寝てくれるようになったのです!!

今考えると、息子が新生児の時は、私が上の娘の世話にてんてこ舞いで、「頼れるのはパパしかいない」と息子は本能的に分かっていたのかもしれませんね。ようやく私の心にも余裕ができてきたのか、息子も思いっきり甘えられるようになった様子でした。今までの分、甘えたいだけ甘えさせてあげようと思っています。

グダグダな「寝かしつけ」
そんな息子も、先日3歳になりました。今でも、寝る時はぎゅっと抱きしめて、添い寝をしています。
もうあの頃のように夜泣きはしませんし、お布団で添い寝をすれば、15分ほどで子ども達2人とも寝てしまいます。

ちなみに欧米では、生まれてすぐ別の部屋に一人で寝かせ、生後半年頃までには一人寝ができるようになるそうです。欧米のママは、日本人のママほど「寝かしつけ」に悩まないのかもしれませんね。

日本のママたちは、今も昔も寝かしつけに悩まされ、産休後の社会復帰にも影響があるほど。そんな背景からか、寝かしつけ用のメソッドも毎年登場しています。
こういう文化の違いを見ると、特にフルタイムで職場復帰を予定しているママは、欧米スタイルを上手に取り入れられれば楽になることもあるかとは思います。

でも、割と新しいメソッドに敏感な方で、しかも夫は欧米スタイルで育てられている我が家でも、「cry it out」の方法だけは真似できませんでした。私の性格的にも、日本の生活スタイルにおいても、これは我が家には合わないなと思ったからです。
一人寝が早くできることは、大人にとっては都合が良くても、子どもの発育にとってどれだけ良いのかはまた別の話。「泣かない子は賢いとは限らず、泣いても欲求が満たされずに実は諦めているだけなのかもしれない」という意見もあるかもしれませんね。子育てには正解がないので、最善の「寝かしつけ」方法は、私も未だにわからないことばかりです。


というわけで、振り返ってみると、その時その時でコロコロ変えてきた我が家の「寝かしつけ」。参考になるかはわかりませんが、一つ言えるのは、二人とも元気に育っているということ。 
毎晩「ママ大好き」と、胸の中で幸せそうに眠りにつく子ども達の、可愛いことったら!

もちろん「早く寝てくれ~!」と思う夜もありますが、あと何年こうしていられるかと思うと、この寝かしつけの瞬間を大切にしたいなとも思っています。