アンリまと

夫、6歳の息子、4歳・2歳の娘たちと暮らす、渋谷に住む30代ママ。メガバンク→経済メディア→フリーの文筆家。たまに翻訳も。癒やしと家事育児が楽になるツールやサービスを全力で探し続ける日々。趣味はサウナ。

2023.05.20

ワンオペ3児の週末モーニングルーティン

Diary

週末でも妻と子どもを置いて気軽に出かけられる夫はいいな、と思うときがある。

仕事にしろ、仕方なく顔を出さなければならない歓送迎会にしろ、ひとまず家の外に出てしまえば、自分のことだけを考えていればいいからだ。好きなタイミングでトイレにも行けるし、仮眠室で休憩をとることもできるだろう。

土日も関係なく夫が仕事に出かける我が家は、基本的に週7でワンオペ。共働きで、6歳・4歳・2歳の子どもを育てている。実家は遠方。手元のカードでは、育児と仕事の両立が一筋縄ではいかなさそうだとは思っていた。

案の定、思うように仕事に没頭できないことに何回もやきもきした経験がある。SNSではかつての同級生や同期の活躍が眩しい。
散らかった部屋に、もう何時間再生されているか分からない動画サイト、栄養バランスまで考えが及ばなかったメニューを前に、「こんなはずじゃなかった」と、時にはため息をついてしまうことだってあるものだ。

ところが最近、長男が小学校に上がったこともあるのか、育児6年目にしてやっと、ワンオペの週末をうまく回せるようになってきたと思い始めた。
「同じように苦労しているママの参考になるかも?」「いや、ならないか!?笑」と思いつつ、我が家のささやかな週末のルーティン(キラキラ要素は一切なし!)をご紹介したいと思う。


・朝5時
スマートウォッチのアラームで、母(私)が起床。 横で寝ている次女(2歳)を起こさないようにそろそろとベッドから抜け出し、骨伝導イヤホンを装着する。オーディオブックサービスに本を読み上げてもらい、耳読(みみどく)をしながら、昨晩の食器を片付け、散らかったおもちゃをしまっていく。朝から急に断捨離をしたくなることも。たいてい安いおもちゃなどからゴミ箱行きとなる。

・朝6時
なぜか週末に限って子どもの起床は早い。「まだ6時なのに」と思いながらも私の朝の耳読タイムは強制終了。小分けのシリアル数種類をテーブルに並べ、長女(4歳)と次女(2歳)には好きなものを食べてもらうスタイル。20袋入り、5種類もあるシリアルのはずが、なぜか特定の1つの袋をめぐって争いが起きることも多々。長男は自分でバタートーストとホットドッグを作り、1人でゆったりと豪華な朝食を食べる。何度言っても他の人の分を作ることはないが、自分の分だけでも自身で用意する姿勢はありがたい。

・朝7時
「習い事の宿題が終わればテレビを観ていい」という母。そこに「テレビは観ないから宿題もやらなくていいよね?」と長男が言い返してきて、ちょっとした喧嘩が勃発するのがお決まり。そこに起きてきた夫が食卓に合流。ささっと支度をし、忙しなく仕事へ出かけて行く。

洗濯が終わり、乾燥機にかけられないものを外に干す。リビングに戻ると長男はゲームをしていて、長女と次女はいつのまにか操作を覚えた端末で動画サイトを観ている。ここでまた母の怒りを買うのもお決まり。

・朝8時
洗面所で顔を整えていると「ママ、宿題終わったよ」と長男から報告を受ける。どうせやるなら初めから素直にやればいいのに、と思いながらゲームの許可を与える。長女は絶対に宿題はしない主義。

・朝9時
シッターさんが家に到着。次女を預ける。 ここで一旦、朝の3児ワンオペはクリアとなる。


以上が我が家の週末の朝のルーティン。
何の参考もならないモーニングルーティンだったかもしれない。でも、参考になりそうなものを探して無理に同じようにやってみる必要もないと私は思っている。それぞれの家庭でそれぞれに幸せなやり方があっていいのではないだろうか。だからこそ、ありのままのモーニングルーティンを綴ってみた。我が家の個性的な子どもたちと私のやり取りに、クスッと笑って、ちょっとでも元気になってもらえれば幸いだ。




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