2023.07.21

猛暑日の遊びアイデアもある!|0〜3歳までの外遊び・おうち遊び

Column

梅雨明け前から猛暑続きの今夏。気温や湿度が高い日は熱中症を発生しやすく、短時間であっても外遊びは危険です。とは言え、1日中エアコンの効いた部屋にいると、上手に汗をかくことができなくなってしまうので、外気に触れたり、適度に汗をかかせたりしたいもの。 そこで先輩ママたちから、おすすめの外遊びとおうち遊びを聞きました。暑くて外遊びはできない日のアイデアもチェック!

先輩ママ発!歩く前と歩くようになってからどう遊ぶ?

遊びのアイデアは、先輩ママに聞くのが一番。歩く前は定番の遊びが多かったのに対し、歩くようになってからは、お子さんの好みに合わせて、さまざまな遊びを取り入れている様子でした。

「歩く前」編

生後3カ月頃になると首が据わり、生活の中に遊びを取り入れていけるようになります。ママやパパと少しずつコミュニケーションが取れるようになり、おもちゃ遊びも楽しめるようになってきます。 ここでは、1歳前後くらいまでの、歩く前の赤ちゃんにおすすめの遊びを聞きました。

外遊び

◆芝生広場でボール遊び
「大きな芝生広場のある公園にレジャーシートを敷いて芝生の上をハイハイしたり、転がしたボールを目で追ったり。30分くらい遊ぶと帰りはベビーカーの中でぐっすりです」
(T.Oさん/10カ月の男の子のママ)

◆じゃぶじゃぶ池で水遊び
「長女がお座りができるようになった頃はちょうど夏真っ盛り。週3のペースで通っていたのが近所のじゃぶじゃぶ池でした。水遊び用パンツを履かせて水の中にお座りしているだけで気持ちよさそう。私も足を浸して、一緒に涼んでいました」
(Y.Uさん/4歳と3歳の女の子のママ)

おうち遊び

◆音楽を聴きながらリズム遊び
「膝の上で娘を抱き抱えるようにしながら音楽に合わせて一緒に身体を軽く揺すったり、手拍子をしたりしていました。最初はただやらされているだけでしたが、月齢が上がっていくうちに自ら手を叩くようになったときは、ちょっと感動しました」
(R.Kさん/2歳と5歳の男の子のママ)

◆ハンカチでいないないばあ
「赤ちゃんでもにぎれるおもちゃやぬいぐるみなど、いろいろ買い与えたけれど、当時10カ月の娘が結局一番よろこんだのが大判ハンカチを使ったいないないばあでした。1時間近く、いないないばあをやり続けたことも(汗)。
そのあとは、どうぞ&ちょうだいとおもちゃのやりとりをする遊びを延々とやり続けるブームがきました」
(S.Tさん/4歳の女の子のママ)

猛暑日の遊び

◆ボールプールのある遊び場へ
「外に出るのは心配だけど、家でふたりっきりはさすがに息が詰まるので、ボールプールのある施設に行くようにしていました。ボールプールの中を歩き回ることはできなくても、ボールをつかんだり、たくさんのボールの中に座る感触を味わったりと、五感を刺激することができるので、歩き出す前のボールプールもおすすめです!」
(R.Kさん/2歳と5歳の男の子のママ)

◆ビニールプールで水遊び
「自宅の庭の木陰にビニールプールを出して生後5カ月の頃から水遊びをしていました。一度、蚊の襲来にあい、刺されたところが何カ所もぷっくり腫れてしまいかわいそうなことに。蚊取り線香は必須です!」
(H.Kさん/3歳の男の子のママ)

「歩くようになってから」編

1歳前後になり、歩くようになってからは、遊びの世界はぐんと広がります。好奇心も旺盛になり、さまざまなことを吸収するこの時期は、いろいろな体験を積み重ねてあげたいもの。 先輩ママたちは、どのような遊びで、わが子の好奇心を引き出していたのでしょうか。

外遊び

◆家の前をお散歩
「公園まで行くには中途半端だけど、少し外の空気に触れさせてあげたいときは、家の前を散歩していました。ノラネコを見かけたらナァ(ニャア)と言いながら指を指したり、風で舞い散る落ち葉を立ち止まって眺めたり……。
大人にはいつもの道も、小さなわが子にとっては冒険そのものなんだと感じました」
(M.Kさん/4歳男の子のママ)

◆乳幼児向けの遊具のある公園へ
「公園と一括りに言っても、対象年齢が高い遊具ばかりだと、小さい子は砂遊びくらいしかできません。そこで、ちいさなすべり台など、1歳〜3歳くらいの乳幼児向けの公園遊具がある公園を調べて出かけていました」
(M.Iさん/小学1年生のママ)

おうち遊び

◆お部屋で宝探し
「まず宝物を決め、息子が目をつぶっている間にリビングのどこかに隠します。それを息子が探すという単純なゲームですが、盛り上がります。思わぬところに隠すと、息子は大ウケ。年齢が上がったら、宝物の数を増やすなど難易度を上げて楽しめます」
(H.Kさん/3歳の男の子のママ)

◆大きなキャンバスにマステでお絵描き
「リビングの白壁をキャンバスに見立てて、マステでお絵描き。いつものクレヨンとは違う大きなキャンバスに、子どもたちは大興奮でした」
(Y.Uさん/4歳と3歳の女の子のママ)

猛暑日の遊び

◆トランポリンで汗をかく!
「外遊びができないくらいのスーパー猛暑日は、室内用トランポリンで汗をかきます。コロナ禍の運動不足用に購入したのが役立ちました」
(R.Kさん/2歳と5歳の男の子のママ)

◆風船遊びでほどよく運動
「落としちゃだめゲームと題して、床に座ったまま、風船を落とさないようにパスします。途中で子どもは立ってしまうんですけれど、意外と盛り上がります」
(H.Kさん/3歳の男の子のママ)

家にあるものでもこんなに楽しい! おうち遊びのアイデア

遊び道具があると、遊びのバリエーションが広がります。おうちにあるものを使ったアイデアをご紹介します。

1.新聞ビリビリ
新聞をたくさんちぎって音や感触を楽しんだり、上に投げて、紙吹雪のように落ちてくる様子を眺めたりする遊びです。ぐちゃっと丸めて投げっこしても楽しい! お口に入れないことを注意しつつ、1歳頃からできるおうち遊びです。

2.トイレットペーパー芯のボウリング
トイレットペーパーの芯を10本、床に並べてピンに見立てます。おうちにあるボールを転がして、ピンをたおして遊びましょう。芯に好きな絵を描いたり折り紙を貼ったりしてもOK! 芯をデコレーションする時間もまた、楽しい工作のひとときに。

3.洗濯バサミで構成遊び
洗濯バサミを自由につなげて、好きな形を作ります。小さな子は平面、少し大きくなったら動物や怪獣を立体で作っても楽しいですよ。指の力がついてくる2歳頃から遊べます。

4.牛乳パックのシャワー
牛乳パックを半分にカットし、注ぎ口のない方を使います。底の部分にキリで穴をたくさん開ければ完成。水を汲むだけで、中の水が底から漏れ出して、お風呂や水遊びが楽しくなります。




外遊びもおうち遊びも、小さなお子さんにとって、とても大切な遊びです。先輩ママたちの遊び事例や家にあるものを使った遊びのアイデアを参考に、わが子と一緒に楽しい遊びの時間をお楽しみください。



文/羽田朋美(Neem Tree