冬に多い子どもの感染症 保育園ママが知っておきたい「登園して…
● 子育て
5冊だけの本屋という女性向け選書サービスを行っておりますミホコです。
「寝る前に読んでもらう絵本のストーリーの終わりがあたたかいものだったら、子どもたちは一日をとっても幸福に感じるでしょう。そして心地よい眠りにつけるはずです」
これはミッフィーの生みの親でもあるディック・ブルーナさんの言葉です。毎日、大人も子どももいろいろあります。どんな一日でも、夜眠る前に心温まる絵本をゆっくりゆっくりと読んでいると、一日の緊張の糸がほどけて自然とリラックスしてきます。彼の言葉にあるように、それが幸福や心地よい眠りに繋がるのだと思います。この連載では、眠りにつく前にぴったりな心温まる絵本とそれにつながる5冊をご紹介します。
子どもが喜ぶことはなんですか?子どもがしあわせを感じるのはどんなときですか?
情報もモノも多い満たされた時代だからこそ、大人も子どもも自分にとっての本当の幸せや心を満たすものを知っておきたい。
情報などに振り回されるのではなく、自分が本当に心から一番欲しいものは何か。一番大切な人は誰か。今回は、子どもが自分のしあわせに気づくきっかけをくれる絵本をご紹介します。
1962年の発売以来、長年愛され続けている『しあわせはあったかい子犬』。「しあわせは…」をテーマにしたスヌーピーの絵本です。
ルーシーは、「しあわせはあったかい子犬」と言ってスヌーピーを抱きしめる。ライナスは、「しあわせは親指と毛布」と毛布を抱え親指をくわえる。スヌーピーは、「しあわせは友だちといっしょ」と。
『ピーナッツ』に登場する人気キャラクターたちのそれぞれのしあわせ。夜、眠る前に親子で一緒に読み、それぞれのささやかなしあわせを教え合いっこしてみませんか?
子どもの本当の願いを知るきっかけをくれる絵本は『はっぴぃさん』。
困ったことや願いごとをきいてくれるというはっぴいさん。山の上の大きな石の上にときどきくるというはっぴいさんに会いにいくぼくとわたし。
ぼくは、なんでものろのろ。わたしは、なんでもあわてます。「ぼくは のろのろ のろのろ わたしは どんどん どんどん」。そんな正反対の二人の願いごとは…。
長所と短所は紙一重。ありのままの自分を愛する心を育むことは、自分の本当の願いやしあわせにつながるのかもしれません。
世界中で長く愛され続けている名作『おおきな木』。一本の木とひとりの少年の一生の物語です。
木は、少年が大好きでした。木に登ったり、りんごを食べたりして一緒に過ごした少年が、だんだんと大きくなるにつれて木はひとりでいる時間が増えていきます。
成長した少年が久しぶりに戻って来たとき、木は変わらずに少年のことがだいすきでした。木は、少年にすべてを捧げます。果たして木は本当にしあわせだったのか。本当のしあわせとは何か、人間の本質を突く一冊。
親から子へ、子から孫へ、受け継ぎたい名作です。
子どもの喜ぶことは理解していても、自分の嬉しいことはすぐに思いつかなかったりしませんか。効率重視の現代社会、やるべきことに追われすぎると立ち止まって自分と向き合ったり、自分のしあわせや未来について考える余裕がなかったりします。
子どものしあわせを考えるなら、まずは自分のしあわせを。抱えきれないほどのモノ・コトを手放し、本当のしあわせについて考えるきっかけをくれる二冊をご紹介します。
夜、眠る前、子どもが『しあわせはあったかい子犬』を読みはじめたら、ママは『迷いを手放すスヌーピー 大切なことに気づく禅の言葉』を。コミック『ピーナッツ』と、禅の教えや悟りを短く凝縮させた禅語から構成され、疲れた夜でも自由にぱらぱらと読みやすい一冊です。
「きみがいるだけでぼくはしあわせなんだ」と、愛犬のぬくもりを感じるチャーリー・ブラウンにはきっと共感するママもいるはず。
「執着を握りしめていると、迷いや悩み、苦しみが生まれますが、その手を放せば、心にスペースができ、本当に大切なもの―スヌーピーへの愛や共有する喜び―で満たされたのです」という一文は胸に刺さります。
手放すことで、その先に見つける本当の愛としあわせに気づかされます。
『ほんとうの味方のつくりかた』は、本当の味方を作り、人生や暮らしを豊かにするヒントをくれる一冊。
人はひとりでは生きられない。だからこそ、味方を作っておきたい。健康、身だしなみ、マナー、時間、お金、ライフスタイルや習慣、経験と知識、道具、情報など、内側の味方。家族、友人、社内の人や同僚、自分に仕事をくれる人、知り合いや取引先の人、SNSなどでつながっている顔の見えないオーディエンスなど、外側の味方。
こんな時代だからこそ、できるだけ多くの味方を持っておきたい。ママだけでなく、子どもにも伝えたい味方のつくりかたを知るための必読本です。作中には、『スヌーピーのしあわせはあったかい子犬』も登場。ぜひ、共にお楽しみください。
自分に自信がなかったり、人と比べてしまったり、自分の悩みだっていろいろあるのに、育児の悩みは後が絶えない上にナーバスになってしまいがち。
考えすぎて不安でいっぱいになったときに支えてくれるのは、メモしないと忘れてしまいそうなほど小さな「しあわせ」なのかもしれません。
たったひとつでも自分のしあわせを思い浮かべることができれば、きっと前向きになれるはず。そんな小さなしあわせを親子で一緒に集めていくきっかけになればうれしいです。
それでは、今夜もすてきな絵本時間をお過ごしください。