産後ママの「三種の神器」と聞いて、皆さんはどのようなものを思い浮かべるでしょうか？　
少し聞いただけでも、「円座クッション」「授乳クッション」「抱っこ紐」「ベビーカー」「空気清浄機」……など、さまざまなアイテムの名称が挙がりそうです。
今回は3人の先輩ママに、産後ママの関心事のなかでもとりわけ注目度の高いテーマについて、心がまえや備えておきたいアイテムなど、体験談をもとにお話しいただきました。イマドキ産後ママの「三種の神器」とは、どんなものなのでしょうか。

◆お話を伺った先輩ママ
T.Sさん（10ヵ月前に出産・時短勤務中）
A.Iさん（半年前に出産・育休中）
Y.Yさん（第三子妊娠中・産休中）

まず、妊娠期から産後すぐの期間、どのようなことに関心を持っていましたか。

T.Sさん　私は産後3ヵ月で職場復帰が決まっていたので、妊娠中から娘のあずけ先のことで頭がいっぱいでした。まだ月齢が低いため、あずかってもらえる施設は限られていたので、妊娠中からお願いしていた保育ママさんに空きが出て入れるとわかったときは大喜びでした。それから、職場復帰した後の生活のことも何度もシミュレーションしました。家事の時短や作りおきレシピなどをよくネットで検索したり、先輩ワーキングママに聞いたりしていましたね。実際に職場復帰してからはバタバタで、心積もりしておいて本当によかったと思っています。

Y.Yさん　私は現在3人目を妊娠中ですが、産後の体型戻しに関心があります。出産回数が増えるごとに体重が戻りにくくなっていますね。ふたり目出産後の体重はひとり目の出産前から+3キロ。3人目出産後もこのペースで増えてはマズイ……と、育児誌やネットなどで対策を情報収集しています。

A.Iさん　私も体型戻しには関心がありました。それからやっぱり、保活ですね。来年の4月に職場復帰を控えているので、入園募集が始まる秋までに、いくつか園を見学して目星をつけておこうと思っています。復帰してからの生活にも関心があります。どうすれば効率的に回せるようになるのか、パパと家事シェアしていけるのか、そして時短家事のアイデアが知りたいです。

いろいろなトピックが出ましたが、皆さんの関心事を大きくまとめると、「体型戻し」「職場復帰」「時短テク」の3つがあると思います。まずは、「体型戻し」の必須アイテムについて教えてください。

T.Sさん　「産後リフォーム用品」だと思います。産後は骨盤がゆるんで下半身太りの原因になると聞き、出産直後から「骨盤ベルト」で引き締めました。骨盤ベルトの後は、「産後リフォームインナー」でウエスト、お尻、全身と、段階的に引き締めました。おかげで、産前にはいていたジーンズもはけるようになりました。

A.Iさん　私は産院で助産師さんから「さらし」を勧められて、入浴のとき以外にはずっと巻いていました。なんと産前にはなかったくびれができて、出産前よりもスタイルがよくなったと思います。

Y.Yさん　わぁ、絶対にやります（笑）！　特に産後半年は脂肪が流動的なので、大事な時期だって言いますものね。私は「フィットネス」にも興味があって。最近は音楽に合わせてクラブ感覚でエクササイズする“暗闇フィットネス”が流行っているようなので、気になっています。

「時短テク」「職場復帰」についてはいかがでしょう。必須アイテムを教えてください。

A.Iさん　私は「常備菜」に助けられています。息子のお昼寝中や、週末パパが見ていてくれているときにまとめて作っておくだけ。ご飯とお味噌汁をプラスすれば献立が成立するので、夕飯の支度が本当にラクになりました。

T.Sさん　わが家も常備菜は必須ですね。周りのワーママさんも、作り置きしている人が多いですね。食事づくりは毎日のことなので、ここが時短できると、心のゆとりも半端ないですよね。職場復帰について言えば、私は「搾乳器」に助けられました。産後3ヵ月での復帰だったので、搾乳器で搾乳した母乳を冷凍して、勤務中はそれを解凍してあげてもらっていました。職場では会議室で搾乳させてもらえたのも助かりました。

Y.Yさん　搾乳器があれば、外出時でも安心してパパに見てもらえますものね。第一子、第二子のときは無我夢中で、どうすれば効率よく回るかなど考える余裕もありませんでした。3人目は少し心の余裕もできたので、いろいろな便利アイテムも調べてみたいです。

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先輩ママたちは、必要に応じて様々なアイテムを使い、仕事と育児を両立しているようです。
産後の「三種の神器」をイメージすることで、皆さんの産後の不安が少しでも減りますように！