2020.07.06

【第4回 臨月編】わたしにとって理想の出産、無痛分娩のはずが…!

Column

いよいよ臨月に突入。この期間は貧血気味であまり動けなかったので、映画を観たり本を読んだりして過ごしていました。
その中でも『理想の出産』(2011年)という映画は観ておいてよかった!
あるフランス人カップルの妊娠から産後までを女性の視点で描いた1本。
原作者の体験がもとになっていて、赤裸々な心理描写がじつにリアルなんです。

妊娠して急激に変化する体調。出産したらキャリアは中断。泣きやまない子どもと一日中2人きり。肉体的にも精神的にも追い込まれていく妻に、マイペースな夫は心ない言葉をかける。ふたりの関係もいつしか険悪に…というストーリー。

日本以上に出産・育児支援制度が充実している、あのアムール(愛)の国フランスでさえも、女性にかかる負担は大きく、日本とまったくかわらない。
子育ては万国共通で本当に大変なんだということを予習できました。

出産経験のある人からは共感の声が上がり、これから経験する人にとっては心の準備になりそうな『理想の出産』。男性にもぜひ観てほしいです!

さて、わたし自身のお産について。
出産方法は無痛分娩と決めていて、評判のよい病院で出産予定だったので不安はなく、貧血以外は経過も良好。早く赤ちゃんに会いたいな~とのんきに構えていました。

ところが…!

予定日1週間前の検診で、先生から「帝王切開に変更しましょう」と言われてしまいました。
わたしの骨盤が狭すぎて赤ちゃんの頭が通れないとのこと。「地頭骨盤不均衡」という現象で、小柄な妊婦さんに多いそうです。

それでも「帝王切開なら麻酔で痛くないし、夫や両親にも計画的に休みをとってもらえるからそれもいいな♪」などと気楽に考えていました。
が、この時は想像もしていなかったんです…。どれだけ痛くて辛い日々が待っているかを…。
来月の出産編に続きます!

まりめ

イラストレーター

雑誌、書籍の挿絵やグッズなどのイラストレーションを手がける。食べ物や人物など、女の子の「カワイイ」の感性に響くイラストをときめきながら描く。mamaco withのイラストレーションも担当。